浜松気まぐれインターミッション

静岡旅行レポートのつづき。
当初は3月1日に浜松広報館と浜松ジオラマファクトリーを、2日にスズキ歴史館を見て、東に移動して大井川鉄道を往復したらさいたまの自宅に帰る予定だった。全体に強行軍の旅行なので、金曜の早朝に発って土曜の深夜に帰りついて、日曜は寝続けるつもりだったのだ。
ところが『浜松ジオラマファクトリー開館記念公式パンフレット』である。これはパンフレットとしてはひどいもので、全84ページのうちジオラマファクトリー関連記事は2割ほど。500円は割安な印象だけど実質は18ページしかなく、展示品目録すら載ってないのだから詐欺といわれても仕方あるまい。では何が載っているかというと、3割強はジオラマとは無関係な浜松市街の観光ガイド、そして残りは(つまり一冊の半分近くが)ひたすら広告だ。いやこれ、広告主も騙されちゃった感じがするよ。ずらずらずら〜っと広告だけが並んでいるからまるで目を通す気にならない。つまり何の広告効果もない。
そんな誰得感たっぷりのパンフレットなのだが、私には役立ってしまった。浜松市街の観光ガイド記事だ。
「ほほう、鴨江別館とな。なかなかいい感じの近代建築じゃないか。ふんふん、「昭和3年に浜松警察署として建てられた」か。なになに、亀山トンネル? おう、奥山線のトンネルだったのか。そういえば金指に残っている奥山線のオーバーパスの跡はきちんと観たことないな。この際行ってみるか。となると天浜線沿線もちょっと見てみたいが…」
てな調子で、浜松にもう1泊することにした。
2日夜、金谷から浜松に戻る途中で掛川に寄る。金指に行くと決めたから、天竜浜名湖鉄道天浜線)の観光パンフが必要になった。掛川天浜線駅舎に行けばおいてあるだろうと見たのだ。そこはバッチリ過ぎるほど予想どおりで「天浜線てくてくMAP」なるものを回収する。そして駅前のコンビニで下着を買う。1泊分しか無かったからね。いやホントにコンビニって便利だ。
天浜線は昔、主要な見所はひととおり回っているので、今回は金指と気賀の周辺を観光することにする。

<3月1〜3日の静岡旅行レポート>
「航空自衛隊浜松広報館」 「浜松ディオラマファクトリー」 「遠州鉄道」
「弁天島」 「スズキ歴史館」 「大井川鉄道」
インターミッション
「天浜線気賀駅の周辺」 「奥山線の遺構【金指、亀山トンネル】」
「鴨江別館・木下恵介記念館」
「JR東海浜松工場〜堀留ポッポ道」