鴨江別館・木下恵介記念館

静岡旅行のつづき。3月3日、亀山トンネルの後は徒歩で鴨江別館へと移動。スマホのおかげで無駄なく徒歩移動できるようになった(徒歩という時点で既に時間の無駄じゃねーの?とか言うな)。

浜松市鴨江別館
昭和3年(1928)に浜松警察署庁舎として築造され、
当時は東海随一の警察署として偉容を誇ったといわれています。
昭和46年に下池川町に新庁舎が建設され警察署としての役目は終えましたが、
その後も浜松市社会福祉会館や浜松市鴨江別館と改称しながら市民に親しまれ、
平成22年の耐震改修工事を経てリニューアルオープンしました。


多目的ホールというか会議室として使われており、基本的にタダで入館可能。

部屋の内装などは原型をとどめていないものの、階段をはじめとした各所に昭和初期の建物らしいディテールが見られる。

私が行ったときには、市民サークルか何かが展示会の準備をしていた。
 
その向かいに建つのが木下惠介記念館。

浜松市指定有形文化財 登録有形文化財
旧浜松銀行協会
この建物は、1930年に「浜松銀行協会集会所」として建てられました。手形交換、会議の場、銀行家の交流を目的とされました。1945年の浜松大空襲に焼け残り、1998年に国の登録有形文化財となった後、2004年に協会の役目を終え、浜松市に譲渡されました。そして、2009年に浜松市指定有形文化財に指定されました。


設計は中村與資平で、館内には中村與資平資料室が併設されている。

ある程度特定された不特定多数が使う建物のためか、公共施設ともホテルともどこか違ったムードなのが面白い。

まぁ見所はトイレなんですけどね。

凝ったデザインの(でも酸化した金属製の)トイレットペーパーホルダーなどが現役。いつの時代のものかわからないし、正直、建築史的な価値があるとも思えないが、「古くて高級なトイレ」は中々残っていないのだ。一般公開されているこの種の建物の、少なくとも来館者用のトイレは、たいがい新しく作り変えられているのである。

市内局番がない、4桁だけの電話番号が時代を語る。

<3月1〜3日の静岡旅行レポート>
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インターミッション
「天浜線気賀駅の周辺」 「奥山線の遺構【金指、亀山トンネル】」
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