インターネット・テクニック

インターネット・テクニック、といっても懐かしの「あずまんが大王」の話題ではなく。
「緊急指令10-4・10-10」第16話の冒頭に、イメージ的な扱いで多数の怪獣が登場した。私には大半が見覚えの無い怪獣だったのですが、ざっくりググってその全ての名前がわかったのでした。
ネットって便利だねぇてなとこなんですが、どうなんだろう、同じ条件でも同じように正解にまでたどりつけない人って案外多いんじゃないかとふと考えた。
別に自慢でなく、実際たいしたことはしてないんだけど、使い方の技術というか工夫というか、ものの考え方というかプロセスというか。それができない人をカスタマーの水準として想定すべきシチュもあるんだよなぁ。
 
●全11種のうち4種(地底怪獣アルフォン、アマゾンの吸血鬼、どろ人間、海獣半魚人)は「10-4・10-10」に登場した怪獣なので、それを除く7種の名前を調べよ
●「10-4・10-10」は何度見返しても良い
●インターネット検索は制限無しで利用して良い
……こういう問題&条件でどうだ。

【1】「10-4・10-10」過去回には登場していないのだから他の作品からの流用フィルムであろう
【2】流用元は製作が同じ円谷プロの作品であろう
【3】円谷プロ作品の中で直近のものから探ってみよう
【4】「10-4・10-10」は1972年製作。なので「円谷プロ 1972年」で検索する
【5】それっぽいのは「帰ってきたウルトラマン」「ウルトラマンA」「ミラーマン
【6】3作品で最もマイナーな「ミラーマン 登場怪獣」で画像検索する
【7】一覧をupしているサイトがあったので「10-4・10-10」16話と見比べる

プロセスを細分化するとこんなとこか。非オタはそもそも【1】「他の作品からの流用フィルムであろう」という推察ができないのかもしれない(あの数秒の映像が新規着ぐるみ使っての新撮映像だと思っているかもしれない)。そこをクリアしても【3】「直近のものから探る」という発想にいかないかもしれない。発想はできても【4】「円谷プロ 1972年」でググればいいと気付かないかもしれない。「ミラーマン」だと目星を付けることができても【6】画像検索という発想にいかないかもしれない。
どうなんだろうね、自分にはできてしまうことだからあまり意識していなかったけど、こういうのもノウハウの意義があるんだろうか。
……え? そもそも普通の人は怪獣の名前とか気にしない? 調べようとしない? ごもっとも。
ちなみに肝心の怪獣の名前ですが順に、カメレゴン、アンドロサウルス、「10-4・10-10」第3話の地底怪獣アルフォン、キングザイガー、ダストパン、ゴールドン、「10-4・10-10」第6話のアマゾンの吸血鬼、キーラゴン、「10-4・10-10」第11話のどろ人間、ビッグアイ、「10-4・10-10」第13話の海獣半魚人でした。
それにしても「10-4・10-10」って安っぽ…低予算で作られてるよなぁ。16話の「原始人バラバ」といい、この前のゴリラチャーンといい、着ぐるみとか特殊メイクとかでなく「仮装」ってレベルだよ。