冤罪の常態化

遠隔操作ウイルス事件関連のニュースをみてふと思い出したんだが、「ショボい器物破損事件にさっさと幕を下ろすため、たまたま通りがかった酔っ払いをしょっぴいたらそれが芸能人だった」事件、いわゆる「東京事変」(←微妙に違う)はあれで終わりだったのだろうか。
http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20110214
ウィキペディア畑利樹」の項目にはこうあった。

2011年2月10日に110番通報を受け駆け付けた警察官に体当たりしたことにより、公務執行妨害で現行犯逮捕されたことが2日後の2月11日に判明した。また、同日の夜に逮捕されたことを受け、所属レコード会社は2月23日に発売予定だった7枚目のシングル「空が鳴っている/女の子は誰でも」の発売延期を公式サイトで発表した。 同時に2月18日と2月25日に出演予定だった音楽番組ミュージックステーション』をはじめとするプロモーション活動が自粛された。同年3月14日に略式裁判による罰金の支払い処分を受け、メンバーと協議し同年4月5日より活動を再開すると発表し、同時に公式ウェブサイトに謝罪文を掲載した。

警察って怖いな。
やはりというか本来の110番通報の件、民家の窓に石を投げつけて割った件では立件できず、それでは面子が立たないと公務執行妨害で罰金刑にした。
「畑容疑者は職務質問しようと声を掛けた巡査部長の腹に抱きついた」そして「巡査部長は尻もちをつき」……という報道内容を、つまり警察発表だけ見ても明らかに転び公妨なのに。
この事件はたまたま芸能人だったから大きく報道されたが、脅迫メールの明大生などと同様、軽微な犯罪についてはでっち上げが常態化しているのだろう。
ああ怖い怖い。
冤罪も怖いが、結果真犯人が放置されているのが怖い。真犯人の逮捕に対して警察が意欲を持っていないのが怖い。