週刊少年チャンピオン#47

いきいきごんぼ 巻頭マンガのカラートビラと巻末読者コーナーの投稿イラストとが予定外のコラボ! 「三峰徹と陸井栄史とでどっちが大物なんだろう」とか考えてしまう。
同類扱いされてキレかかる技野は、本音では二人を嫌っているというか、下に見ているんじゃなかろうか。
侵略!イカ娘 「何もしなかったので何も起こらずに終わってしまいました、ちゃんちゃん」の可笑しみを狙ったんだろうけど、ちょっと弱いねえ。いや、イカ娘が弱いという意味でなくてね。「たまには本気を出すでゲソ!!」のトビラのアオリ文句と、ラストページの「もう無理か…侵略…。」のハシラが付いて、なんとか形になっている感じだ。人類滅亡の予言とか、美味しいネタなのになー。
いきいきごんぼ ♪まっすぐに延びたこの白線を 踏み外さないように歩くのは もう未来をひとつ捨てているのと 同じじゃないか…と微笑う〜 

First Pain

First Pain

それはさておき。「あそこの空間は作りからして違うのに…」って、作りというか描き手が違うような。アシスタントか誰かが描いたのだろうか? それとトイレの女の子二人が西森茂政画に見える。
バチバチBURST」 こうなるともう、田上が鉄板を入れていようがいまいがまるで関係無しだな。
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岩明均原作がセールスポイントだったのに「シナリオ原案 山石日月」に。一時期amazonでは作者が「不明」になっていたとか…。
http://tezukaosamu.net/jp/mushi/201110/special1.html
「虫ん坊」2011年10月号の編集長インタビューを読む限り、そうとう前から構想があって、連載開始前に脚本ほぼ完成していたようだから、連載中に他人の手が入ったのが不本意だったのでは、と邪推。
「囚人リク」 欠員補充で2人入れたらその2人がいきなり特別懲罰房行きで、炊場は人手不足で大変だ。ていうか炊場って模範囚でないと居られないという設定だったから、森田含めて転房させられるんじゃなかろうか。そして今回登場しなかった豚さんの出産はどうなる?
名探偵マーニー 「男っぽいって言うか男だし」の台詞で真相が予想できて、その予想どおりだったのでかなり拍子抜け。ていうか性同一性障害って先天性だから、性転換手術を受けるほど重度なのに留学までそれに気付かず、高校生のときには将来まで誓った異性の恋人がいた……というのはいくらなんでも無理過ぎる。逆に言うと、「自分は本当は女性だ」というのは夢に破れた際の思い込みに過ぎないのに、それで性転換手術まで受けるのは行き過ぎだろう。
次回は巻中カラー、人気は安定しているのかな。単行本になるなら1巻1本でいいから「少年ルパン」を収めてほしい。「日本の警察が優秀なら、また次の巻で会えるさ」。
「ブラックギャラクシー6外伝」 なんだけど「空が灰色だから」とあんまり変わらない。出張掲載というから、てっきり「別冊チャンピオン」掲載分の再掲かと思ったら新作だなこれ。これでは単行本作業のために休んだ意味がないような……。
ギドラのギャグは確かに滑っているのに、その状況を俯瞰するマンガとしては、ハイテンションボケとダウナーツッコミで漫才が成立しているのが面白い。
てんむす え〜? この期に及んで「んっまいよ〜!!」とか「楽しく食べなきゃ」をフィーチャーしちゃうの? 予選のときに「天食祭本選ってなんて楽しいんだろーなって…こんなに暑くなる前は…思っていたのにね…」って、天子のキャラを潰しちゃったのに……。
「鬼さんコチラ」 矢に左目を射られ、何本もの槍に串刺しにされたことが、鬼としての姿の元になった…という造形は巧いと思うけれど、筋のほうで「『ケルベロス』に同じような話があったよなぁ」と思い出してしまい乗り切れない。
「スポ×ちゃん」 つらい過去があってー、意外と根性があってー、潔く負けを認めてー、と「実はイイ奴」を演出しようとしているけど、かすみを脅して侮辱した件はこれでは帳消しにならんよね。
「ラララライブ」 久々登場の幼なじみは既に遺影、という酷い扱い。これは「当初の構想は死にました」と暗示しているんだろうか……。今回もドタバタコメディで演奏シーンは無く、元の話にはもう戻せないよね。