週刊少年チャンピオン#43

「囚人リク」 一難去ってまた一難、というか「うまくいったと思ったらそれが原因で事態がより悪化」ってのが巧いねえ。代わりを用意しなければ「レノマがリクへの嫌がらせで糞ツボに落とした」とでも誤魔化せただろうに。
豚さんの出産の件が決着していないから、懲罰房行きとかニーナナに戻るとかいう展開は無いと思うけど、さてどう切り抜ける?
いきいきごんぼ 前回が特に顕著だったけど、実はこのマンガは「トリオ主人公」ではなくて「吏毘堂主人公、アンド2人」らしい。最も救い難いからこそ主人公、というのはギャグマンガのさだめとはいえ可哀想な話ではある。
「店側が略すんかい!!」は確かにあるな。
侵略!イカ娘 そういや千鶴が南風のレシピを知りたがってたこともあったような。ニセイカ娘も独力で作ってるし、おっさんは実は凄い人とほのめかされていたがここまでとは。
「そもそもなぜ自爆ボタンがある?」はツッコミ禁止だろう。
バイオハザード〜マルハワデイザイア〜」 ああ、そうだった。休載前は「フードの女」は二人いる、でヒキだったっけ。休まれるとそういうところ忘れちゃうんだよな。
バチバチBURST」 常松が抱えている事情で話を引っ張るのかいな。 仁王はなんといったら良いやら……。次号は悪堕ち田上の登場か。誰との取り組みだろう。順当にいって渡辺あたり?
シュガーレス 「目覚めた瞬間、まさかの展開!!」いやまったく(苦笑)。授業はなくとも修学旅行はある、それでも先生は出てこない!! ここらへん徹底してます。
車内禁煙を守っていて感心、といいたいところだがそもそもお前は高校生だろうが卜部。
空が灰色だから 本筋自体は割とお約束どおりなんだが、リキマルだけは台本どおりという芸の細かさが相変わらずの空灰テイストだ。
「バドバドミント!!」てんむす」の大食い競技、「スポ×ちゃん」のスポーツチャンバラに続く、「侮られがちなマイナースポーツ」マンガ。「YAWARA!」的な導入はある意味鉄板ですが、お父さんは学校にはこれないわけで、話の中心に成り得ない人物をここまで厚めに描く必要はあるのだろうかと疑問。
描写はどう見たって力押しなところで「地上最速の"メンタル"スポーツ」に説得力を与えられるか否かが次回の肝でしょうか。
「神と犬と山下の週チャンゲーム板」 そもそも、汗で服が透けるってゲーム的になんの意味があるのかという気が…。
「パンダのこ」 パンダをリードにつないで公園を散歩、というのは現実の取材には基づけないのですが、にもかかわらず描写の説得力は十分。木から落ちてもキャット空中三回転(古い)で着地できるのはホント? とは思うけど、たぶんできるんだろう。
というわけで最終回、1号休んで本格連載化。「リニューアル」と称しているのは、ひょっとして最初からやり直しということ? 「同棲生活が見たい」という声に応えて、と書いているから飼育員編ではなさそうだ。単行本はどうなるんだろう。
名探偵マーニー 今回もアイデアは面白いんだけど展開が無理過ぎ、でした。ソレを「偶然手に入れたので」で流しちゃ駄目だろとか、何十人も被害者がいると把握できているなら物証が無くても告発できるだろとか。
ところで、今回ひょっとしてマーニーただ働き?
「スポ×ちゃん」 かすみはとりあえず負けるのが物語上の役目なのね……。不憫な子だ。 宮本と対なす佐々木だからそれも運命か。
「ガキ教室」 前回の流れから、2学期になってゲボーン様が登校してきてエピローグ、かと思いきや普通に新展開。ていうかゲボーン来てないな。
てんむす 北海道発祥といったらアイヌ文化由来のものと、あとはソーラン節とかの松前のものくらいで、よさこいは土佐からの入植者が故郷を思ってやったことでしょ……と思って調べてみたら、それどころでなかった。よさこいソーランって第1回からまだ20年も経ってないやん。
「ラララライブ」 ケンカ的なジャムセッションってのは最近「坂道のアポロン」で動き付き・音付きで見たばかりだしなぁ。
それはいいとして、「自らの想いを隠すことなく歌う」という第1話のシチュのリフレインがこんなんでいいんだろうか。幼馴染に対する告白とヤケクソの現状報告が等価でいんだろうか。フジコのギターに導かれてでなくていいんだろうか。そして先週分で触れた「相手を不快にしてしまった」問題はほったらかしでいいんだろうか。観衆的にはこれ、コミックバンドとしても受け止め難いんじゃないの?
木曜日のフルット 最後のハシラをみるまで2コマ目の不自然さに気付かなかった(笑)。ナイスツッコミ。「鯨井、無職やめるってよ」も巧いな。