/機動戦士ガンダムAGE #26

「ウルフ隊長のことか―――っ!!!」てな感じでスーパーパイロ人アセムが覚醒。デシルは「読めない…何故だ、Xラウンダーでもないくせに!?」というが、それは視聴者も訊きたいナゾだ。

Xラウンダーではないというだけで、超人に違いないじゃんスーパーパイロット。過程をすっ飛ばして突如覚醒して、非凡な能力を発揮できるようになった、という点はXラウンダーと同等だ。

そうじゃなくて、「先天的な能力には恵まれなかった者が努力なり工夫なり策略なりで超人Xラウンダーをやり込める」って流れにしなきゃダメでしょ。でなけりゃ、「やっぱりXラウンダーにはかなわず満身創痍になるけれど、それでも執念と捨て身の覚悟でウルフの仇を討つ」とかさあ。一体何を描きたいんだか……。なんかホントに、宇宙人並にズレた作劇センスだな。(3月5日付

シリーズ初期から毎回のことで、しかも改善の兆しがないからあえて指摘することではないが、今回もやはり前回から話がつながっていない。「ヴェイガンの大艦隊が光学ステルスを解除して突如出現、奇襲にビックリ!」という前回のヒキは中々のインパクトだったのに、何故に地球連邦軍は迎撃準備ができてるんだ? ていうか奇襲に成功できたはずのヴェイガンは何でフォトンリングレイの準備ができるまで待ってるの? 無眼鉄の盾とか情報漏洩とか以前の問題の気が……。

マジシャンズ2/4の死は全く意味不明。ユリンの時は「ファンネルを飛ばす媒介としてXラウンダーが要るんだろなー」と想像できたけど、ただAGE-2にしがみつかせるだけなら始めから無人機を飛ばしておけばいいだろ……。

とまぁ、話は相変わらず箸にも棒にもかからなかったのですが、ダブルパレットの二刀流(超ロングショットになっても剣先がフレームに収まらない、とかこれくらいやり過ぎでちょうど良い)をはじめ、MS戦には中々見応えがありました。