最近観たアニメ。新番組を中心に

緋色の欠片
「第1話でやるべきことはどこまでか」を時々考える。まぁメインターゲットや作られた時代によって色々変わるものだけど、それにしたって「みんなで鍋をつついておじやにして終わり」ではダメだろう。「夜のしじまを破る突然の襲撃! ヒロインの運命や如何に!!」続きは次週! でヒキ、でないと。謎のロリ娘が次回へのヒキのつもりだったんだろうけど、ただ突っ立てるだけでなんの面白みもない。
「しばいぬ子さん」
3分枠なのにちゃんとオープニングがあるよ……。しかもノーガードツッコミ待ちな歌詞。それなりにそれなりだけど「緋色の欠片」観なくなったらこれも多分観ない。
Get Ride! アムドライバー
「やっちゃるぜ!」「アロンジー!」「トパスがドーン!」「ぶっ飛べぶっ飛べぶっ飛べぶっ飛べぶっ飛べぶっ飛べぶっ飛べぇーっ!」「そう…」(←とげっちい) ダメなところが多々あるけれど、それより面白いところのほうが多い。そういうアニメ。いや、総合的には駄作扱いされてもしょーがない気はするけどね。ニコニコ動画で視聴。
めだかボックス
むかーし、単行本2巻が出た時に感想として書いたけれど、西尾維新がその個性を抑えてジャンプというフィールドに合わせて書いていたのが初期の「めだか」だったんだよね。後々になって、作家のその自意識がめだかというキャラクターの心情と二重写しになることがこの作品の妙味であり、まぁ甚だ鼻持ちならないところでもある。
そういう初期「めだか」をそのままアニメにしても、ありがちな学園コメディにしかならないわけで。
原作が今たどりついた場所に合わせて、初期のエピソードを修正することも可能だったのに、そこらへん完全に見誤ってる感じ。
ていうか「真骨頂:ツンデレ」とか完全に忘れ去られているのに、なんで生かしてるんだアニメスタッフ。物語上の意味が無くなっているだけでなく、ツンデレのテンプレからもズレていて居心地悪いし、こんな設定流しておけよ。
オープニングの顔ぶれからして風紀委員会との対決までで終わりそうだし、これなら観なくていいや。
LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜
開幕5秒で切り。導入がいきなり何の説明にもなってないモノローグとかナレーションだと、それだけでウンザリ。
妖狐×僕SS
とか思ってたらこれもか。
戦国コレクション
織田信長が女の子? みやま零の? また別か。「空から落ちてきた異世界の女の子と同居する話」、織田信長でなくてもいいだろこれ。男置き去りで終わったのはちょっと予想外。仲間探しのロードムービー展開なのかこれ。
夏色キセキ
下田を舞台にしておいて旧南豆製氷所が出てこない時点で駄作。……と、ネタっぽい感想を書くつもりだったが、なんかそれどころでないレベルで大変な(←悪い意味で)作品だった。とりあえず、下田の何が映るか確認のため視聴継続。
「超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム」
おおっ、吹き替えが普通だ! と本編ではまず安心したのに、なんだよ、また実写パートがあるのかよ。しかも女しか出てこない。本来の対象視聴者である小学校低学年かそれ以下の男児に、女性アイドルは全くアピールしないっての。それどころか忌避されるぞ。相変わらず「誰を対象に何を作るのか」がわかっていない。
「おはコロアップ」
爆丸の新シリーズ「爆TECH 爆丸」はこの枠で放映。そのため30分の枠内に、タカラトミー(デュエル・マスターズ)とセガトイズ(爆丸)とバンダイ(ハイパーヨーヨー)が相乗りする呉越同舟状態になってしまった(3社だから魏呉蜀同舟?)。ほとんど超能力での戦いになっている「デュエマ」、車を退けたりするが地味にリアルに競技の説明を繰り広げる「爆丸」、実写でいわゆる名人がテクニックを披露する「ハイパーヨーヨー」と、それぞれ方向性が異なるのが面白い。番組自体はどれもつまらないが。