週刊少年チャンピオン#28

「囚人リク」 囚人同士で監獄内の勢力争いというのは何かピンとこないなぁ。今回一応、「囚人同士がもめてる間は不満のベクトルが官に向かうことはない」という言及はあったけど、むしろ看守が積極的に抗争を炊きつけるくらいでないとと思う。
レノマの前例からすると、イチロクの連中もこの抗争の後はリクに心服して、ともに脱獄を目指すようになるんだろーか。
範馬刃牙 「オーガには鞭打も通用しません」だけの話に1話かけられてもなぁ。バキがようやくファイティングポーズを取ってヒキですが、ここまで描いたきたオーガの強さがあまりに桁違いなんで、「どうせ何も通用しないんだろうなぁ」と 気分は盛り上がらない。
てんむす 初めてこのマンガが面白いと思った。敵方がセオリーを研究してきて「おっ?」と思わせて、しかし主人公がセオリー丸無視って。
ブラック・ジャック創作秘話」 「ダメ過ぎるぜ手塚治虫!」と「さすが神様だぜ手塚治虫!」の振幅が、今回最も凄まじかった気がする。ていうかメモも資料も無しにコマ割から背景に至るまで電話で指示を出す、というのはさすがにフィクションじゃないかという気が……。まぁそこを「でも手塚治虫ならできたかもなぁ」と思わせるのがマンガの巧さといったとこですか。
侵略!イカ娘 3バカで凄いのはクラークだけ、とか気づいていなかったよ。
「ましのの」 そーいやこれもカナ4文字タイトルだ。お色気コメディ枠ということか、次週最終回の「はみどる!」(これもカナ4文字…)と入れ替わるように本格連載に昇格。んー、最もどうでもいいマンガから決まっちゃったなぁ、が正直なところ。
「ナンバデッドエンド」 滞りなく話が進みます。いやもう、どうすんだこれ。
ANGEL VOICE センターカラー。1頁めでなにが起きたか暗示してるんですが、それでもあの見開きは不意討ち気味で、ちょっと泣きそうになった。不良同士の抗争が、このマンガでは既にコミックリリーフ状態。インハイ予選という次の目標が示されたからには、わき道の話は控えめでいいと思うんだけどな。
バチバチ 白水対田上は白水に軍配が上がった。精神論だけでなく、白水の背の高さ≒懐の深さという勝因が用意してあるのが巧いね。この先阿吽と同様、鯉太郎対白水の同部屋対決もあると考えるべきか?

りびんぐでっど!「被害妄想少女うれいの日常」は休載。「りびんぐでっど!」は作者さえも載らないとは知らなかったという話ですが、実際、前号を見返すとバッチリ「次号No.28につづく」と書いてあります。まー、休載自体は予定どおりで告知ミス、連絡ミスなんでしょうが。