天装戦隊ゴセイジャー

だめだこりゃ。始まる前から「近年まれに見る、キーコンセプト不明の戦隊」と思っていたら不安的中。「ホラ悩んでいるとき、姿を見せない声が応援してくれたりするでしょ? あれが天使ですよ」「護星天使ってのは他所の世界にそういうのがいて地球を護ってるんですよ」という説明だけでもうあっぷあっぷ。なのにゴセイジャーが何をどう護ってるのかサッパリ伝わってこない、敵側がどんな存在で何を目的に攻めてくるのかサッパリ分からない。これは多分「天使」というコンセプト自体の間違いで、「戦隊」と噛み合わないのだろう。しかもそのうえ、肝心の子供の悩みにしても台詞の説明だけで済ませてるから、最後になにやら謝っていても全くドラマが感じられない。こりゃ今年はダメかもなあ。

ああ、そうだ。敵はどうやら異星人らしいんだけど、ゴセイジャーの何とかの塔は異世界らしくて、この現実の地球をスルーしていきなり塔を破壊するから、どこの世界で何が起きてるのかからして不明瞭なんだ。で、肝心なことはこれまた台詞で説明。大丈夫か色々と、この番組。