あにゃまる探偵キルミンずぅ「誰でも変身、できないの?」

ところで第1話のラスト、カノンがキルミンフォーゼしている二人を見届けて「やっと見つけたわ。ここにいたのね……うふふふ」と思わせぶりなことを言ってヒキだったんですが、あれはなんだったのやら(苦笑)。以後は全く、御子神の姉妹やキルミンに興味を示していないんだが(ケンをめぐる恋のライバル、とは思っていても)。こういうところで話づくりが粗雑という印象を受けるんだよな。

もちろん、既にパルス(こいつも第1話のファーストシーンから出ていたくせに、影が薄い薄い)がナギサと接触しているし、そもそもこの街に引っ越してきた理由はキルミン絡みなんだろうけど、設定を小出しにし過ぎというか引っ張り過ぎというかで、物語の大枠がいつまでたってもぼやけている感じ。

ともあれ、母親の目的が世界遺産登録だけのわけもなく、何やら胡散臭いウラがあると見せてきたし(オープニングで見せていた、いかにも「悪の女首領」然とした格好が本編に登場したのは今回が初?)、アニマリアン牙組とやらがようやく悪事を働きそうだし、カノンがようやく天然ドジっ子でない面を見せるわ、ケンもキルミンフォーゼするわ、タイトルどおり「誰でも変身、できない」ことが明らかになるわ、おじいちゃんの研究の一端が説明されるわで、少しずつながら物語は動いてきた。4話かけてやっとここかよ(そして「まだここかよ」)という気がしなくもないが、ともあれ今後も視聴継続。