あにゃまる探偵キルミンずぅ#6

「恋のキューピッド作戦!?」
ようやく本筋の物語が動き出したか。キッズアニメなら2話か遅くとも3話でやるべきことだぞ、これ(苦笑)。

アニマリアン牙組全員の名前と、断片的ながら性格が描写された。目的もただのナンパではなく、噛みつくことによって相手のアニマリアン因子を活性化させ、逆進化させることにあるらしい。で、アニマリアン化した人間が仲良く暮らす世界というのがニアイコール前回ケンが描いた未来のイメージ図であり、羽鳥母子の目的であるということか。

アニマリアン牙組は羽鳥母も含めて、憎めない敵役と描写されているけど、アメリカバイソンのケイコりんはどうも「仲間」となったが最後、元には戻れないらしく(姿こそ人間に戻ったが)、結構ダークな気も…。

彼らに振り回される、というかツッコミ役として走り回ったカノンはひたすら可愛いかったが、この先どこかでそうした後暗い要素に引っ張られるのかもなぁ。

久々登場のパルスはナギサ姉に急接近。偶然を装って…なのは明々白々だが、さりとて真の目的は未だ不明。牙組と違って、何かを探しにきているとほのめかされたが、それが御子神家とはどう関わるのか。狼としての能力? は相当に強力な模様だが、牙組には雑用係と軽んじられているギャップも気になるところ。

とまぁ、敵方のキャラクターがそれぞれ元気だった一方、本筋が動き出すと、主人公2人には何もできることがないという問題が露呈。今回のキルミンフォーゼには物語上の意味はなく、二人ともひたすらパルスに懐いてただけだもんな。

今回の「ケンの店を守るために行動する」というモチベーションの設定は巧かったが、現状で牙組の野望を阻止せんとする積極的な理由はなく、また戦う方法もないわけで、この問題は今後どう解消していくのだろう。んー、これがニチアサキッズなら「アニマリアンの野望を阻止するのだ、伝説の戦士キルミンたちよ!!」の一言で片付くのだが。