マクドナルド社長「当社は午後6時以降の残業は禁止」発言のクレージー

「店長? ああ、アレは社員とは考えてませんから」とでも言うのだろうか。

「ON、OFFのけじめが、クレージーな発想を生む」
日本マクドナルド・原田社長
プレジデント11月12日(木) 10時 0分配信 / 経済 - 経済総合
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091112-00000001-president-bus_all
 
「時間管理は手帳の使い方よりも、無駄な予定を入れないことにつきますね。とくに、当社は午後6時以降の残業は禁止。」「どんなに忙しくても必ず1日2時間の空白時間をつくります。」
「午後6時以降の残業禁止は私が決めました。仕事が人生のすべてのような考え方は健全ではないからです。だいたい、社員が長時間労働に耐えることで製品のコスト競争力を上げるというのは、戦後の復興期の政策です。」
サービス残業でいいと言っても認めません。こっちは仕事の質とスピードを要求しているのですから。」

大変ケッコウなご発言ですが、現役店長による残業代支払い請求訴訟と店長側勝訴、その際明かされた過酷な勤務状況がまだ記憶に新しいというのに、そのマクドナルドの社長がこんなことを言ったら駄目だろ…。自分のブランドがどういう目で見られているのかわかっていないクレージー
好意的にいえば、クレージーなのは「プレジデント」編集部なのかもしれない。「プレジデント」のコア読者層ならば、店長などというバイトに毛が生えたような木っ端労務者になど興味は無いから、マクドナルドの社長がこう言おうと、ただ参考にするだけだろう。
そうした、特定層への記事ならばこれでもいい。だが、その記事をそのままウェブサイトに、バカと暇人のものであるところのウェブに載せてしまうところに、媒体選択のセンスのなさを感じてしまう。



おとなり日記」を覗いてみたら、どこもこの発言に好意的なので魂消た。もう忘れられてるのか、あの騒動?