トータス号のナンバーの謎

怪奇大作戦」の劇中車、トータス号について再び。以前当ブログではそのナンバーについて、「撮影用に作った偽ナンバーか、廃車にした3輪トラックのナンバーを付け替えた」と結論づけた。(2009-05-23付)
が。
なんと。
なんとなんと、トータス号を製作された自動車工場の息子さんが、ブログにこんなことを書かれていたのである。

>しっかりと実車写真同様に品川ナンバーが付いていますが、
>立派に公道を走れるクルマだったんですねぇ。(笑)

そうだったんですよ。なにしろ試運転は六本木通り。六本木の坂下にあった工場から六本木交差点まで、親父の運転で助手席に座って試乗したのを思い出す。

中身は軽自動車で、外観はおもちゃのよう。そんな車がウンウンうなりながら六本木の坂道をあがるもんだから、窓も屋根もない助手席にのっていると、たくさんの視線を浴びて、かなり恥ずかしかった(^^;
でも、隊員より先にトータス号に乗ったのは痛快だった(^^)/

アラジンの社長ブログ:トータス号の製作者

いくら昔のこととはいえ、「当時は15,16歳の高校生だったと思う」とのこと。まさか公道を走ったという思い出自体が記憶違いとは思えない。しかし、手元の資料で見る限り、写っているナンバーはどれも「6品川そ 72-79」。くどいようだが、6ナンバーは「3輪貨物」であり、正規のナンバーでは有り得ない。

……ん〜。これ以外にちゃんとしたナンバーを付けていた時期もあった、とは思えないが…。といって、まさか撮影時以外に偽ナンバーで堂々と公道を走った(それも助手席に子供を乗せて!)とも思えず、「完成時の試運転時にのみ仮ナンバーを得て自走した」と考えるのが妥当だろうか。

(追記)
6ナンバーが三輪貨物なのは登録車で、360cc時代の軽自動車のナンバープレートでは四輪貨物。
以下、
http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20100611