ファミリー劇場で「超星神グランセイザー」が始まった。
- 作者: ヴォクソール・プロ,麻宮騎亜
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 1988/06
- メディア: 単行本
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閑話休題、いやー第1話の冒頭は「『ゴジラ』で知られる天下の東宝がTVで特撮ヒーロー物をやるんだ!」という気負いが感じられて、それなりに見応えがありますな。
ストーリーのほうは、一本気というより人の迷惑を顧みないだけの主人公とか、超古代文明研究者の扱いが持ち上げられたり落とされたりでいい加減に極端なところとか、子供番組にしても気になる部分も多数(苦笑)。
しかし、「変身ヒーロー同士がどうやら対立しているらしい」「12星座をモチーフにしている」といったあたりで次回以降への興味を引っ張っており、記憶していたより面白い作品という印象です。
もうひとつ、ちょっと感慨にふけってしまうのがエンディング。
♪君が僕の為にする 挫折や苦労のすべてを
♪僕は平気な顔をして 「しあわせ」と呼ぶんだ
この鬼畜め!! とまぁ、歌自体は決して悪いものではないけれど(ヒーロー番組にこれはどうよ、という疑問はさておき)、作詞が326で歌うは安倍麻美だという事実が、なんだかちょっと痛々しいのである。加えて「ああ、当時は「ちゆ12歳」なんて人が人気だったなぁ」とか芋づる的に思い出されるのもまた何だか痛々しい。
あとはあれだ、東宝制作なので世田谷区砧のあたり、東宝日曜大工センター近くの仙川沿いで撮影してるのね。本放送当時その近くに住んでいた身には、その風景がものすごく懐かしいです(って、以前「生物彗星WoO」のときにもこの話書いたな…(2006-12-08付))