最近見たTV番組

ガッチャマンクラウズ
日テレプラス放映分で1話から6話まで観たけどギブアップ。

流行り言葉のcloudをcrowdsと読み換えて、高度にネットワーク化された社会を現実の延長上で描く。その「誰もがヒーローになれる状況」にあって、「選ばれし者」である主人公達には何ができるか・何をすべきかを……つまり「ヒーローとは何者か」を改めて問い直す。当初はガッチャマンと無関係な企画だったそうだが、その問いを成り立たせる上で古典ヒーローの名は大きな意味を持つ。現代的な問題意識を備え、絵まで含めてスタイリッシュに洗練された、先鋭的な野心作と言える。個人的には、あの不合理な「「ダイブする」系インターフェース」描写を過去のものにした点も評価している。

なのに何故かまったく引き込まれないんだよねぇ不思議なことに。あえて言うなら、登場人物に魅力を感じないというか、「こいつら及びこいつらの世界がどうなろうと知ったこっちゃない」気分、かな。嫌いだというのでなく、どうでもいいという気分。無責任な視聴者だからこそ言ってしまうが、エンタテイメントって難しいなとつくづく思う。
 
「探検ドリランド -1000年の真宝-」
あはは、魔界のほうの刺客は育メンでキャラを立ててきたか。今回のハガンに父親失格と突きつけるのはシリアスな意味もあったし、いい感じで「憎めない敵役」になりそう。もっとも、ベリンダが赤ん坊の時期はすぐ終わりそうだから育児がどうしたという話は今回限りのネタになりそうだけど。
 
聖闘士星矢Ω
「神の力でないと開けられない牢獄に見張りは不要では」とか「地上の平和に興味が無い上にアテナを激しく憎悪している奴がどうして聖闘士になれたんだ」とか「回想に妹いなかったやん」とか「パラドクス本人の二重人格はどうなったの」とか、そんなツッコミが通用しないことはもはや常識!

10月第2週だというのにオープニングが元のままなのが気になる。昴がいつまでも鋼鉄聖闘士じゃあかんでしょ。
 
「獣電戦隊キョウリュウジャー
もうすぐ立冬なのはもはや常識! ってまだひと月も先じゃないですか。月見だんごのウサギはこの後「プリキュア」世界へ逃げ出したんだな。
 
仮面ライダー鎧武」
主人公の動機の弱さとか、そういうとこまで「龍騎」をなぞらなくても。やるならやるで、たとえば「まどか」を応用して、真の主人公は何のために変身するかをずーっと決めかねて、その間、表向きの主人公(たち)はそれぞれ高いモチベーションを持って戦っている、という構図にするとか色々やりようはあるはず。実際、次回のバロンはそんな位置づけのようだけど。

それにしても作品世界の中でのインベスゲームの位置付けが謎だ。ダンスチームの場所取りのいざこざはダンスの巧劣で決着つけるのがスジだし、この設定で通すなら劇中のモブキャラに「鎧武のダンスのほうが好きなのに〜」と言わせるべきでなかった。いっそ「あらゆるトラブルをインベスゲームで解決する街」くらいに突き抜けた設定ならばスッキリしたんだがなぁ。
 
聖闘士星矢
今さら過ぎるツッコミだけど、神に射た矢はそのまま射手に返ってくる、というなら十二宮編は始まらなかったよね。
アニマックスの2話連続放送はついに最終回。来週からはタイバニかぁ。続けて冥王ハーデス十二宮編・冥界編・エリシオン編までやってほしかった。アニマックスはまだ放映権を持っているだろうに。