いま観てる番組

シーズンの変わり目なので、観ている番組・終わった番組についてまとめて書いてみる。何だかんだで結構観てるね。このうえ再放送の「アイアンキング」「ウルトラマンレオ」「ウルトラマンメビウス」「ファイアボール」もあるし。

ヤッターマン玩具メーカー主導でなく、マンガ原作でもないアニメがゴールデンタイムに放送されていることが興味深い(ほとんど放送されないけどな!)。有名人登場で話題づくりは常道だからいいとして、リアルなご当地ネタはどの程度タイアップなんだろうね? んで、そういうタイアップをはかる一方、どう見てもネタ元の許可を得ているとは思えない流行モノのパロディをガンガン繰り出してくる無節操さが面白い(皮肉で無しに本気で感心している)。なんつーか、もちろんこの作品はアニメなんだけど、ディレクションがバラエティ番組志向なんだよね。そういう意味で新鮮な作品。

ケータイ捜査官7玩具メーカー主導でなく、マンガ原作でもない特撮ヒーロー番組がゴールデンタイムに放送されていることが興味深い(視聴率3%だけどな!)。戦隊やライダー、ウルトラマンは「お約束」遵守の制約を課せられ、「お約束」に守られているのに対して、この番組は実に奔放かつ柔軟。作品の基盤が「特撮ヒーロー物」ではなく「TVドラマ」だと言うべきか。それも、何度失敗しても懲りない円谷プロみたいな「今までに無いヒーローものとは、暗くて重くて小難しいことだ」というカン違いをせずに、普通の健全な娯楽作品として作っている。そこがエライ。

トミカヒーロー レスキューフォースバンダイ主導ではなく、東映制作でもない特撮ヒーロー番組が放送されていることが興味深かった。過去形。

ひだまりスケッチ365」。ヒロ紗英。

ストライクウィッチーズ。パンツじゃないけど観てるこっちが恥ずかしい。

マクロスF。「シェリルのターン! 先制攻撃、『ロケ地でキス』!」「ランカのターン! 伏せていたバースデイプレゼントをオープン、『クイックデリバリー』!!」「シェリルのターン! コンサートにカウンター発動、『屋上の抱擁』!!」「もうやめて、ランカのライフはゼロよ!」みたいな、ターン制を導入した三角関係がわかりやすくて面白かった。そのラブコメと星間戦争とを並行させる『マクロス』の伝統が、このFで一気に洗練された感があります。
「最終回のエンディングはきっとランナーだろうな」と前々から思っていたら予告バレ。でも、そう思わせといて外す、というオールドファン殺しのトラップを何度もやらかしているので、どうなることかとちょっと期待している。

しゅごキャラ! ブラックダイヤモンド編が終わってからの展開を観るに、面白さの8割は原作の手柄だったのねと言わざるを得ないのだけど、残り2割も無視できないので観続けている。2年目の仕切りなおしに期待。
特筆すべきは、ベタ塗りでなく微妙なグラデのかかった彩色や密度の高い背景など、作画クオリティの高さで、デジタル放送による逆説的なガッカリ感の無い唯一のアニメ。デジタル放送とブルーレイが今後の標準となるなら、アニメはこれくらいを標準とせざるを得ないはずで(全く作品の本質ではないのにね)、他の作品に一歩先んじている点、もっと評価されるべきだと思う。これってなんだか誰にも注目されてない気がするんですが。

バトルスピリッツ 少年突破バシン しもがさ美穂キャラ目当てで視聴。ホビー系キッズアニメの基本に極めて忠実な作品だが、あまりにも手堅すぎて新味に乏しく「本郷みつる作品の特長って何だったっけ?」と真剣に考え込んでしまう。また、イセカイ界とかナゾオトナとか宇宙頂点王とかの実もフタも無いネーミングに面白みを感じられるのは中学生以上だと思うぞ。メインターゲットである小学生は、そのままストレートに「ダサい」と思ってしまうのでは?

炎神戦隊ゴーオンジャー 現状で戦隊メンバーが7人、自我を持つメカが9体、合わせて16人という「コスモ13」を超えた空前の大所帯(今後さらに増加!)なのに、それをきちんとさばく巧さに毎度感心する。キャラクターがそれぞれ明確で、しかも回ごとのブレが無いんだよね(まぁスピードルとバルカを足して2で割ったトリプターとか、江戸っ子バスオンとネタが被ってる千両役者キャリゲーターとか微妙なのもいるけど)。なんでレスキューフォースにはこれができないのか…。登場2度目でもうR2専用という設定が忘れられてるレスキュードーザーとか、もうアホかと思う。

Yes! プリキュア5 GoGo!「お茶がはいりましたよぉ」。
21日放映分は珍しくブンビーさんのアドリブが全く無かったようで、とうとう禁止令が出たかと心配になる。ロングでエターナルが映るファーストカットに必ずと言っていいほど台詞を重ねてたのに、今回はそれさえ無かった。いやまぁ他の回だって、あれでちゃんと台本どおりなのかもしれないが……(ないない)。

ゲゲゲの鬼太郎おねがいマイメロディきららっ」絶対可憐チルドレンはいずれも惰性。ただ絶チルは半年を節目に満を持して「破壊の女王」の話を持ってきたシリーズ構成には興味を覚える。