いま見てるアニメとか

花咲くいろは ようやく1〜3話をまとめて視聴。「他人に頼らない」ヒロインと聞いていたから、よほどしっかりした娘なのかと思っていたら、普通にダメな子だった。その空気の読めなさというか場をわきまえない所とか、「何かと一所懸命で人にも気を使って、頑張ってるんだけどその方向が間違っていて、結果迷惑をかけて怒られて、でも言い返す強気な性格」というキャラ立てが実になんとも「朝のテレビ小説」的で、そういう路線の作品かと思っていたら、ああ第3話、これが話題の亀甲縛りですか。
そらまぁ齢十六の仲居さんが猿轡をかまされ亀甲縛りにされて、畳の上に転がされてるのを観れば、「そろそろブルーレイプレイヤーを買うべきか」と検討を始めるわけですが、それはそれとしてちょっと戸惑った。1、2話はキャラ立てが少々極端なだけでそれなりのリアリティを保っていたのだが、3話になるといきなり「ありえない心情・ありえない展開・ありえない状況」のドタバタコメディになってしまっているからだ。
ウソくさいからダメ、という話ではなく……なんというかなぁ、ホントにビミョーに論外。リアリティの水準が、1、2話と違っちゃってるんだよね。特に女将さんは立ち位置が揺らいでるというか、「この人の「仕事」に対する厳しさってこんなものだったの?」 と思ってしまう。
しかし今期の新番組では『TIGER & BUNNY』と並んで楽しめているので、おそらく最後まで視聴を継続。
神のみぞ知るセカイII 今後に期待できない。録画は継続するが、アニメオリジナル回(があるとして)以外は流し見。
猿の軍団 微妙。最後まで観るけどね。日本でTVシリーズで、SFをやることの限界を思わざるを得ない。
ダンボール戦機 ゴールデンでロボットものというだけで見る価値はあるし、実際よくできている。
男児玩具アニメにはたいがい「そんなオモチャにどうして世界を征服できるような力があるんだ!?」もしくは「そんな力があるならオモチャ以外に使いようがあるだろ!!」というツッコミどころがあります。例えば「爆丸」には巨大な宇宙戦艦まで登場するのですが、戦いとなるとやっぱりゲームのプレイフィールドを広げて、ルールにしたがって爆丸というオモチャ(設定上は生物ですが)を転がしての勝負になる。ここらへんはもう突っ込むほうが野暮の約束事なんですが、『ダンボール戦機』は妙に真面目。
オモチャとしても流通しているロボットを使った総理大臣狙撃(未遂)事件が起きたり、そのロボットと同系統の技術の重機サイズのロボットが登場したりする。そのうえで、試合で戦わなければならない理由付けもしています(まだそこまで話は進んでませんが)。真面目過ぎて、やや息苦しい部分もありますが、子供にもウケているようで、プラモともども今後の展開に期待しています。
ファイアボールチャーミング』 良い意味で相変わらずの内容なんですが、第1シリーズの「ちなみに私の名前はゲデヒトニス、でございます」「あなたは口を挟まないで」に相当するお約束が無いのが、ちょっと食い足りない。
X-MEN 視聴継続。アメコミ原作ものの面白さはヴィランに拠るところも大きいので、今後はそこらへんのキャラの投入に期待。
Dororonえん魔くん メ〜ラめら 第3話録り逃した。これだから地上波は。なんか気分が萎えたのでもう観ないかもしれない。 
テレビまんが 昭和物語 舞台が古いのは売りだからいいとして、話作りが古臭いのはなんとかならないか? ならないか。
DOG DAYS これという感想は無いけど、何となくまったり観ていられる。視聴継続。
TIGER & BUNNY 第3話にはとうとう登場しないヒーローがいて、「ペプシNEXとかカルビーとかに怒られはしないか」と要らぬ心配をしてしまうが、バディものとして極めて手堅い仕上がり。ふたりの対立を描いた上で「最後の最後に気持ちが通じ合うこと」がこの種のストーリーの肝ですが、それを熱血ごり押しにもウェットな説教にもせず、意表を突く解決法で見せたことにはカタルシスさえありました。
デジモンクロスウォーズ』『海賊戦隊ゴーカイジャー』『爆丸バトルブローラーズ 日曜午前中組。いずれも一定水準で安定しており、過度な期待はせず視聴継続。今年は仮面ライダープリキュアはもういいや。
秘密戦隊ゴレンジャー その後(というか現在の)戦隊ものとの差異や共通点を意識しながら見ると面白い。「最近は行楽施設とのタイアップロケ編がなくなったなー」とか、「昔は人死にの描写を隠さなかったなー」とか。
このほか『ウルトラマンA』『ウルトラマンガイア』『ウルトラマンメビウス』も視聴しているが、基本流し見。いやー、新番組の割合がここまで高いのはワタクシ的には久しぶりの気がする。