昨日中古屋に売ってきた。
- 出版社/メーカー: バンダイナムコゲームス
- 発売日: 2011/03/03
- メディア: Video Game
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クリアを目指すだけならストレスなくサクサクと進む。そこは誉めたい。ファームでの「とっくん」が事実上必須なのは煩わしいが、これはゲーム性のうちだろう。だがほかに誉めるところが無い。特に、このゲームの特徴となるシステムが全滅。
■ジョグレス=残酷。設定がどうあれプレイの実感は「主力デジモン強化のため、エサとして育ててきたザコデジモンを喰わせる」。敵がやっていることと大差がない。
■デジフュージョン=煩雑。例えば「ウォーグレイモンを育てよう」と思っても、まず素材として必要なデジモンがそろわない。そろったところで、コロモン(レベル上限まで)→またコロモン(再びLv.1からレベル上限まで)→またまたコロモン…でレベルアップを重ね、これとは別にアグモンとグレイモンとメタルグレイモンを同様にレベルアップさせ(それぞれ育てる必要があるのだ)、4体合体でようやくウォーグレイモンになる。時間も手間もかかり過ぎる。
■デジクロス=使えない。アニメの主役以外によるデジクロスは、これまた必要なデジモンをそろえるだけで一苦労。しかしデジクロスは劇的に強力なわけでなく、シャッフル攻撃を食らうとそのターンでは使えなくなるから、わざわざデジクロスを選ぶ意味がない。
■戦闘=単調。「相手の弱点属性の攻撃を選ぶ」、戦略性はそれだけ。
■デジモンファンにとって=つまらない。戦闘中に味方が描かれない画面レイアウトで、ユニットとしての個性も乏しいから、戦闘が見所にならない。パーティのデジモンとは会話ができず、ファームのデジモンとの会話はイメージに合っておらずワンパターンですぐ飽きる(種族ではなく「せいかく」で台詞が決まるため)。
■クロスウォーズファンにとって=つまらない。キリハに出番が無いのは仕方無いとして、ネネもいいとこ無し。シャウトモンだけは台詞が多いが、それ以外のクロスハートのメンバーはただの駒。アカリとゼンジロウは「村人A」程度。バグラ軍は一切出てこない。スカルナイトモンは登場するが、一度イベントで戦った後はタイキの軍門に降り、ただの貴族ならぬただの手駒になってしまう。
ただ、これでも予め覚悟していたほど酷くはなかった。どれほど期待していないんだ、という話だが、ともかくも私自身は買って後悔はしていない。いずれにしても、他人には全く勧められない。
いや、あれか。「毎週番組の最後にやっている「デジモンデータコレクション」のメロディ再生を試してみたいけど、クロスローダーは買っても持て余しそう」という人には勧められるな。