春の新番アニメ

X-MEN 「X−MENとは、悪の脅威から人類を守り、人類とミュータントとの平和的共存を実現するために組織されたミュータントヒーローチームである」チャーン! ♪抱きしめーたーい誰よーりも〜 ……ではない。マッドハウス製作のマーブル原作シリーズは「きれいなジャイアン」的な「きれいなローガン」「きれいな社長」がどうにも馴染めず、『ウルヴァリン』『アイアンマン』はどちらも1話のAパートで挫折しましたが『X-MEN』はまずまず。第1話は導入はひどくかったるくて不安になったけど(教授が召集かけるところから始めて、過去のいきさつは後から追々語っていけばいいのに)、日本のミュータント失踪事件という本題に入ってからは普通です。当面は視聴継続。
デジモンクロスウォーズ 悪のデスジェネラルと七つの王国』 新番組ってことになってます。アカリとゼンジロウをリストラしたのが功を奏し、話がすっきり整理されてタイキとキリハのキャラが立ったという印象。キーコンセプトのひとつ「軍団vs軍団の陣取り合戦」は放棄したようですが、それも良かったんじゃないかな。一方、シャウトモンが単身で進化できるようになったため、もうひとつのキーコンセプト「デジモンの合体(デジクロス)」も無くなってしまうと思ってましたが、オープニングを見る限り、こちらは存続するようです。
爆丸バトルブローラーズ ガンダリアンインベーダーズ 前シリーズの終盤、本来の主人公そっちのけで繰り広げられた敵方の内紛劇が面白かったのでとりあえず視聴。うん、ふつうの男玩アニメです。見続けるかどうかは微妙。 
ファイアボール チャーミング』 「どろっせるはあしふといな!」。キャラクターのデザインが変更。前シリーズのお嬢様のデザインは秀逸だったなぁとつくづく。チャーミング版のデザインもこれだけ見るなら悪く無いんだけど……。全身のスタイルはともかく、顔は前とそろえて欲しかった。話は相変わらずで面白いです。
Dororonえん魔くん メ〜ラめら 昔、このブログを始めたばかりの頃、「「昔」の度合いがある程度を超えると、どんなモノも出来事も、時系列とは無関係に同程度の「昔」と感じてしまうようだ」てなこと書いたけど(2005年3月24日付「懐かしさの混沌#2」)、「Dororonえん魔くん メ〜ラめら」はちょっと酷過ぎ。なんつーかもう、「思い出したものを端から詰め込んでいきました」というだけ。時代考証が皆無なのは許したとしても(許せないけどね)、むやみに詰め込んだ60〜70年代的キーワードのトータライズとしての世界観が無い。「えん魔くん」リメイクでやるなら、それこそ70年代前半のムードで作ればいいのに、センスが未だ「昭和30年代ブーム」に束縛されている。ていうかあのムードならいっそ原作は無視して昭和30年代ってことにしちまえっての。そこらへんの「昭和ネタ」のダメダメっぷりに目をつぶればまずまず面白いから見続けるけど、ちょっとなぁ。
ジュエルペット サンシャイン オーソドックスな女児アニメの佳作だった前作「てぃんくる」から一転、なんだか取りとめのないコメディというかギャグアニメに。オープニングではメインヒロインに見えた花音が、Aパートではクールでちょっと意地悪なライバル的な立ち位置で、パートナーのジュエルペットにはチターナがいて「え? 誰が主役なの?」と思っていると、Bパートではルビーと同室でやっぱり花音がヒロインだという。面白いつまらない以前に、まず戸惑った。本来のターゲットである女児にはどうなんだろ。
『HERO TV LIVE』……じゃなくて『TIGER & BUNNY』。見る前は『アムドライバー』の二番煎じかと思っていたが、見たら大亜門の『伝説のヒロイヤルシティー』のパクリだった(オイ)。もういっちょ、見る前は「リアルのスポンサーを募るというのはアイデアとしては面白いものの、スポンサー付のキャラは全て立てなければならないから散漫な話になりそうだよな」と思っていたけど、とりあえず第1話はそれほどでもなかった。キャラは道化役だけど牛角がいちばんオイシかったし。メインのストーリーも手堅いバディもので、これは意外な拾い物かも。