目利きの衰え

今日、浦和の紀伊国屋書店にて。
「お、この本面白そうだな。でもいい加減また積読状態だし、この上あんまり本を買うのは…。よし、こうしよう。この本はざっと見積もって3000円以上、安くて2800円だ。3000円を超えるようなら購入見送り、以下なら購入だ」

岸啓介のふしぎフィギュア博物館

岸啓介のふしぎフィギュア博物館

……税別1800円でした。なんだろう、予想よりはるかに安かったのに、どうして敗北感を味わっているんだろう私は。
フィギュアとか題されてますが、狭義フィギュアではなく架空の生物やロボットのミニチュアクラフトのことです。あれですね、クラフトエヴィング商會をもっと模型寄りにした感じ。
さらに別の売り場で。
「お、この本面白そうだな。でもいい加減また積読状態だし、この上あんまり本を買うのは…。よし、こうしよう。この本はざっと見積もって3000円以上、へたすりゃ4800円かもしれん。3000円を超えるようなら購入見送り、以下なら購入だ」
流線形シンドローム 速度と身体の大衆文化誌

流線形シンドローム 速度と身体の大衆文化誌

……税別2400円でした。なんだろう、予想より(以下同)
このところ近代やモダニズムにぼちぼち興味を覚えているので、そのシンボルというべき「流線形」を手広く取り上げているらしいこの本を買ってみた。360頁超というボリュームのある本で、単に厚みでいったら2400円は相当にお得感あり。本の価値は内容だけどね。
 
まぁなんつーか、敗北感てえのは己の目利きの衰えを思い知らされたが故なんですけどね。今の職場の近所には大型書店が無く、あたかもその代わりであるかのように○山○ック○ンターとかいうF××Kin’オサレな輸入雑貨店があるせいだと言っておこう。おかげで本に対するセンスが鈍ってしまったと。ああ畜生、ブックファーストでも有隣堂でもジュンク堂でも何でもいいから、普通の大型書店が来ないかなぁ。