静かに炎上する遥洋子のコラム

日経ビジネスオンラインで連載している遥洋子のコラム、「究極の勝ち組女性とは?」の回が面白いことになっている。17日0:40時点で「読者が選ぶ注目の記事」の第1位でありながら、その読者の50%が「参考にならなかった」と答えているのだ。
この割合は他の人の他の記事に比べて異様なまでに高い。例えば現在第2位の、宮田秀明の「経営の設計学」「いつまでも、生意気な青二才でいたい」の回をみると、「とても参考になった」が82%、「まあ参考になった」が12%、「参考にならなかった」はわずかに4%。
第3位、J・W・チャイ「コスモポリタンの眼」「同時株安は世界経済への朗報」は「とても」が59%、「まあ」が34%とちょっと厳しく評価されているが、それでも「参考にならなかった」は5%にとどまる。
とにかく遥洋子の評価が突出して低いのだ。にもかかわらず、現状で読者のコメントが「0件」。これはまずありえない話で、まぁなんらかの事情で表には出せないのでしょう。
実際読んでみると、なるほどこりゃ参考にならないな、という内容ではあります。ただ、ここでひとつ考えてみたいのは、「参考にならなかった」という反応しか引き出せない内容であるにもかかわらず、「注目の記事」第1位である点。たくさんの人がこの記事に注目し、しかも投票行動というリアクションを起こした……積極的にコミットしたという点にこそ、興味をひかれます。それがネガティブな反応とはいえ。
こんなところから「反応はどうあれ注目される技術」のヒントを学べるのではないでしょうか。とかソレっぽいことを言って締めてみる。