このところ「新連載は3、4本まとめて開始〜そのために同じ数の作品が終了(主に打ち切り)」のパターンを積極的に崩してきている。まずはいい傾向でしょう。
「BLEACH」
また回想かい。好きだねえホント。まぁ盲目の男のときと違って本筋に関わる話なのでそれなりに面白い。にしても作者は「家」や「生まれつき秀でた者」に余程のコンプレックスがあるのか?
「DEATH NOTE」
現キラが火口だと判明。ハズしちゃったね……作者が(苦笑)。「やられた!!」とも「そんなのアリか!?」とも思わない。紙村でさえなければ誰でもよかったんじゃないか、という気さえする。まぁ、ミサの行動が予想を超えた速さだったりと、トータルでみればやはり面白いのだが。
「武装錬金」
ツッコミどころだった「パピヨン放っておいたらまた人喰いするやん」が重要なカギになるとは相変わらず侮れない。ただ「本人無自覚、斗貴子さんが気付いて内心ビックリ」の展開は、カズキがヴィクター化の兆候を見せたときと同様なのでマンネリかも。
「未確認少年ゲドー」
延長決定でいかにもジャンプ的なスケールになってまいりました。まぁ、これはこれで。謎の男の名が「長井」と判明、『幻魔大戦』のカフーから永井荷風経由かい(笑)。これで怜奈が超眼力絶対零度を使うようなら、作者は神か、でなければ大亜門だ。ボスの「動物使い」の能力、相当な知性をもつ頭脚人間まで操れることにはいささかの疑問を感じてしまうが、これは「術者と同一種であるホモサピエンスにのみ通用しない」と解釈すればいいか。