週刊少年ジャンプ#30

魔人探偵脳噛ネウロ
デイジ〜デイジー♪ サブリミナル(死語)によるマインドコントロールの次は自我を獲得したコンピュータの反乱て……。SFのセンスはえらく古くさいな、この作者。まぁ「独特の珍奇な構図と描写によって、無茶苦茶怖い演出を果たす」という見せ方が斬新過ぎるので、話は古くさいくらいでちょうどいいのかもしれない。とりあえず、リアル春川死亡の予想以上の早さには驚かされたし。武器発注の伏線もここでようやく生かされたか。

太臓もて王サーガ
スカウト→選挙→新生徒会発足&瓦解と、初の3週連続話だったが、うーむ、吉下で始まった話なんだからちゃんと吉下でオトすべきだろう。結末付近でまた「いろいろと問題の多い太臓会長だけど、学園がとにかく盛り上がった(吉下の評価は間違いではなかった)→ま、それはそれとしてクーデターは起こすがな」という展開をもってくるとか。

謎の村雨くん
……2話から前回までって不要だったんじゃないか? つか、この敵(か味方か謎の人物)をはじめのうちから出しておけよ……。

みえるひと
なんとなく「未確認少年ゲドー」を思い出させる(え、思い出せない?)過去シーンに登場するのは雉ノ葉姓の男。ツキタケの祖父なのだろうが、これがどう話に絡むのか? 
パラノイドサーカスの面々は、生きているうちから超常的な能力をもつ珍獣(つか妖怪あるいは未確認生命)だった! うわー、妖怪の幽霊って発想は盲点だったな(笑)。そりゃ強いはずだと納得しつつも、「陰魄陽魄の幽霊以外に妖怪までいるのかよこの世界!?」という、インフレ懸念まじりのツッコミもしておこう。
敵方と言い合いしながら修行、というのもちょっと面白い画だった。

べしゃり暮らし
打ち切りなんだから中途半端に終わるのは当然なんだが、それにしたってまさかここまでいい加減な終わり方をするとは思わなかった。よほど急な決定でもない限り、きそばATが舞台を終えるところまで描いて「さあ、ロッテンマイヤーズはどうする?」で終わらせるよな、ふつう。単に不人気というだけでない、なにかの事情があったのか?
ATはこのまま同じネタをやって驚かせるのか、はたまたフルアドリブでしのぐのか? 後者だった場合、同じネタをもう一度できるのか? など今後の展開も気になるのだが、赤マルは立ち読みするのも忘れるからなぁ。