なんか色々買い過ぎた

この週末で色々買い過ぎたので、いずれレビューを書くかもしれない備忘録として列記しておく。

●浦和ユザワヤ前の古書市で買ったもの
このところ昭和30〜40年代のレジャーブームに興味を抱いているので、雑誌『旅』(日本交通公社)1956年9月号、『毎日グラフ別冊 1億人の昭和50年史』(毎日新聞社・1975年)、『1億人の昭和史7巻 高度成長の軌跡』(毎日新聞社・1976年)。105円本の棚で見かけて、まぁ別人でも話のネタにいいかと思って買った『続 日本の貞操』(蒼樹社・1953年)、編著・五島勉。帰宅してから調べたら、やはりあの『ノストラダムスの大予言』の五島勉だった。これは読まないかもしれんなぁ。

INAXブックギャラリー関係

小さな骨の動物園 (INAX booklet)

小さな骨の動物園 (INAX booklet)

購入したのは12月の刊行時だが、展示のほうは先日ようやく見ることができた。草食動物の目は眼窩からして全く横向きであることとか、「鳥足」のひざは足首であり、胴の付け根近くにひざがあることとかが実物で理解できる(なぜそんな構造になったかは骨を見ただけではわかんないけどね)。私はまた、「手足が無いから」という理由で蛇を怖がる人の心情がよくわからなかったのだが、骨だけでみると蛇は確かに全く異様な生物だった。

タワー―内藤多仲と三塔物語 (INAX BOOKLET)

タワー―内藤多仲と三塔物語 (INAX BOOKLET)

名古屋テレビ塔通天閣(二代目)、東京タワーを詳しく解説。とくに橋爪紳也が収集・蓄積した資料に圧倒される。ギャラリーのほうは、東京では来月からか? 以前読んだ『浅草十二階』(ISBN:4791758935)、『ぬっとあったものと、ぬっとあるもの―近代ニッポンの遺跡』(ISBN:4938547392)あたりも読み返しておこうか。

グラウンド・ゼロと現代建築

グラウンド・ゼロと現代建築

たまたま見かけた一冊。同じ著者の旧著、だいぶ前に読んだ『王の身体都市』が面白かったので購入。メルヴィルの「白鯨」の内容と語られ方を鍵にすることで、それが書かれた時代から南北戦争を経て9.11、そしてグラウンド・ゼロ再利用に至るまでの底流にある、アメリカ人のトラウマを浮かび上がらせるという評論。なかなかエキサイティングではあるが、読み終えて「だから何?」気分だったことは否めない。グラウンド・ゼロ再建計画が、いつしかツインタワー再建計画に限りなく近いものへとすりかわってしまった背景の推論としての説得力も十分なのだが……。
また、『白鯨』はもちろん不可欠としても、ポォの『盗まれた手紙』のアレゴリーは最後まで意味不明だった。元より難しい話を、かえってわかりにくくしていると思うぞ。

ニッポン・プロダクト―デザイナーの証言、50年!

ニッポン・プロダクト―デザイナーの証言、50年!

ポリペール(ポリ製のゴミバケツ)の記事に、「ああそうか」と思うところあり。詳細はいずれ書くかも。

●その他

と学会年鑑GREEN

と学会年鑑GREEN

先日YELLOWがでたばかりなのに、つづけざまに新刊。年鑑が一年に2冊出ていいのかと思うが、元々2年遅れだったのをここで巻きなおすと言うのは正しい判断だろう。中身は相変わらず。一読の価値はあるけれど、一度読んで、気になった本やアイテムの名前をメモしたら、あとは捨ててもいいかなという程度。

まだ半分しか読んでいないがめっぽう面白い。つか、基本的なセンスが私と似ていて、しかし思考とか知識がまた別のアプローチだから面白いって部分があるな〜。読み終えた後でちゃんとレビューを書くかも。とりあえず小ネタをピックアップしておこうか。例えばキャラ類型解説。

ツインテール
頭部の左右で束ねた髪を横、または下に長く垂らす髪型(ママ)。またそのような髪形をした人。本来は2本の尻尾を持って逆立ちして移動する古代怪獣の呼称。グドンの餌で、食べると海老の味がする。(以下略)

(まぁ外しちゃならない基本だな)

メイド
新聞や書籍での正確な表記は「メード」である(広辞苑にも「メード」と記載されている)。(以下略)

(やっぱり気になるよな・笑→「■メイドはメードか」)

エルフ
おとぎ話や民話に登場する小妖精。またはアダルトゲームのメーカー。または、いすゞのトラック。または、フランスの石油会社。または、アメリカで活動している環境団体。または韓国のアイドルユニット。(以下略)

(すまん、最後のだけはわからない)

まぁこんな感じで。いや、基本的にはちゃんとした(本当にちゃんとした)「ライトノベルの入門書」になっているので、オタク系の知識が全く無い人にもお勧めです。

他にこんな本も。

60年代街角で見たクルマたち アメリカ車編―浅井貞彦写真集

60年代街角で見たクルマたち アメリカ車編―浅井貞彦写真集

60年代街角で見たクルマたち ヨーロッパ車編―浅井貞彦写真集

60年代街角で見たクルマたち ヨーロッパ車編―浅井貞彦写真集

後で「言葉」カテゴリで、「キャブオーバー」を取り上げるかも。