週刊少年ジャンプ#40

アイシールド21
表紙&巻頭カラーで、神龍寺ナーガとの激闘に決着。栗田を先頭とした元祖デビルバッツメンバー3人による中央突破に空飛ぶセナと、活躍すべき人物が活躍し、計略とギャンブルと底力がひとつに噛み合ってついに到達した逆転勝利!! とまぁものすごくよく出来ているし、思い入れがあれば純粋に燃えられるんだろうが……。いや〜、よく出来すぎてて可愛げがないんだよなぁこのマンガ(苦笑)。作者には本当に申し訳ないんだけど。

BLEACH
石田の詭弁が全く予想通りで(#38感想)、予想した以上のことを何も言ってくれないのが残念だ。それにしてもなんというか、無策な連中だなオイ。

太臓もて王サーガ
チャーマー・グリーンの実界名が地山翠なのはいいとして、ここでようやく伊舞の姓が星出と判明。もちろん母方の姓なんだろうけど。なんにせよサブキャラ同士の絡みで話が一本できるようなら、コメディとして既に安定期といえるのではなかろうか(……前にも何かで書いた気がする)。

魔人探偵脳噛ネウロ
ああ、今回のネウロの勝ち方には納得。敵方が思いっきり策を凝らして、それを全て読者に対して明らかにしたうえで、これまた読者にも周知のネウロの能力……それも「指一本分の魔力」で形勢逆転というのは、実にフェアで鮮やか。大量殺戮を抽象芸術風のコマで見せるというのも、このマンガならではで巧い演出(兼、誤魔化し)だった。
ヒグチが普通に凄い人だな〜。何か落とし穴がありそうでもあるけど。

みえるひと
ナイス必殺技だ白金! という反応が多そうだが……。んー、コクテンの初めてのまともなバトルがこんな形になってしまった残念さのほうが強いなぁ。
「アンビリーバブル」「ビークワイエット」「ビューティフル」って、キヨイのキャラ付けがまた微妙な感じだが、大地から生える角で串刺しという技は独特でまずまず。
そのキヨイの技のお披露目に、火の案内屋の登場、そしてガクが喰った焔狐と、続けざまに新設定投入。こういう「打ち切りになる前に、用意しといた設定全部つぎ込んじゃえ!!」な崖っぷち感は結構好きだ(苦笑)。

謎の村雨くん
「お前の最大の武器は、高校生であると言う事だ」ってなぁ……。そういう設定なら『炎の転校生』か『スケバン刑事』みたいに、任務に応じて主人公を転校させるもんだろ。要警護者のほうを転校させるというのはコロンブスの卵的発想というか、ど阿呆というか。どの道既存の設定はリセットなんだから、舞台ごと変えるほうが余程すっきりするのに。