週刊少年チャンピオン#26

「3LDKの花子さん」
主人公がおっぱいおっぱい言わないなんて哲弘マンガじゃないよ! と思ったらオチはブラジャー覆面でやっぱり哲弘だった。これじゃまた打ち切られるな(オイ)。

「不思議な力を持つちょっと天然入った美少女と突然同居することに」という落ちもののテンプレートをなぞっているものの、ラブコメ方面には膨らませず、オバQものとして展開する模様。花子さんは人物造形、ビジュアルともまずは良好ですが、能力が「モノに自意識を与えて自ら動けるようにする」というだけではちょっと弱いかも。2、3週目で投入されるであろう準レギュラー級のキャラが以後のカギになりそう。

あと、ものすごくどうでもいいけどこの家3LDKじゃないよね。家族そろってテレビを見てるリビングルームはどう見てもLDKじゃないから、リビング、夫婦の部屋、妹の部屋、主人公の部屋で4間ある。
 
バチバチBURST」
常松が膝から崩折れる絵が挫折感の描写にもなっていて巧い。
 
「777 スリーセブン」
なんか強引に絡んできたよプロテクター男。どうやって優希の居場所を知ったのかとか何が目的かとかはおいおい語られるんだろうけど、それよりむしろ「どこで着替えた?」「どうして誰にも見咎められなかった?」ってほうが気になる。
2話目にして優希が自分自身の二重人格に気付くなどスピーディに展開しており、かなり奥行きのある話になりそう。
 
「クローバー」
釣りの下手さが知られているのが(それをいちいち言うのが)不自然過ぎるけど笑った。真木についても「天童志の実質頭、そのうえ釣りも上手い真木だ!!」とか言ってやれよ。
 
「真・餓狼伝
前回ラストで「決着!!」と書いてたのにーとツッコミたくなる。まぁ「前田は無敗」という前提があるから奥義を食らえばこう展開するしかないわな。不満を言うほどでないが、いささか「わかりやす過ぎる」死闘の描写になってしまった感あり。
 
「囚人リク」
こんな具体的にイメージしちゃうのは失敗フラグ、というか失敗確定だな。
「俺たちは鳥になる」のポーズはまず印象に残るんだけど、なんでここでこんな格好と言わざるを得ないのだった。師匠が王欣太だと知ったときの妙な納得感。
 
ANGEL VOICE
万代が感極まって余計なことを言ってしまうリアルな後味の悪さがこのマンガの持ち味。
そしてこの試合の間ずーっと気になっていた「ええと、正キーパーって誰だっけ?」の疑問もようやく氷解した(真面目に読んでなくてすみません)。

「校長…。我々はこんなにすばらしいチームを潰そうとしてたんですよ」
「我々じゃありませんあなたです」

……校長は内心本気で嫌がってたと思う。
 
木曜日のフルット
翼竜は恐竜ではありません。まぁ首長竜や魚竜も含む広義の恐竜ってことでいいけど。