発音記号とヤンキー英語と日本語と

先日のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20120212)の続き。
なんと、カタカナで『ジ・アイロン・レディ(原題)/The Iron Lady』と書いた記事があった。

2011年8月28日付[シネマトゥデイ映画ニュース]
(略)
当初、サッチャー元英国首相の姿を描くメリル・ストリープ主演の映画『ジ・アイロン・レディ(原題)/The Iron Lady』がオープニング作品の候補として挙がっていたが、スケジュール調整がつかなかった。

第55回BFIロンドン映画祭は10月12日から27日まで開催される。(竹内エミコ)

http://www.cinematoday.jp/page/N0034871

うーむ。前回の記事を書くにあたって発音記号を確かめているんだが。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=iron&dtype=1&dname=1ss&stype=0
なんでも米国英語だと「アイロン」に聞こえるという説があるので、ちょっと調べてみた。
……見つけた。ルール6の中にこうある。

http://www.eigo21.com/02/pron/phnx01.htm
r はアメリカ英語の場合発音するが、イギリス英語では発音しない。

となると「アイロン」でも間違いではないと言い張れそうだが、英国首相を題材にした英国映画のタイトルを何でヤンキー英語で発音するのか。
いや、イギリスやアメリカの問題でなく、そもそも日本語としておかしいだろう。アイロンといえば洗濯物のしわをとるコテで、鉄はアイアン。誰が異論を唱えようか。
「ジ・アイロン・レディ(原題)」と書いた竹内エミコ氏は、何だろう、アメリカ在住の日系二世とか?