精霊飛蝗

帰宅途中、道の上にショウリョウバッタを見た。
漢字で書くと「精霊飛蝗」。なんかカッコいいな! ただし、精霊〜エレメントそのものにちなんだ名前ではなく「精霊流し(しょうろうながし)」で流す船、「精霊船(しょうりょうぶね)」に形が似ているから付いた名だという。
もっともこの説、ウィキペは俗説扱いです。そらまぁ「精霊流し」の風習が始まる前、「精霊船」が形づくられる前からこのバッタはいたわけだから、「以前の名はなんと言ったのか」という疑問は当然ながら生まれる。……って現にチキチキバッタって名があるんですけどね。
などと考え出すと、語源が何にせよ、「いつからショウリョウバッタと呼ばれるようになったのか」「どうしてそれが定着したのか」と疑問が深まっていきます。行き着くところは神の御業でしょうか?
――バッタは神が付けたる名にして我らがバッタは名も無きバッタなり。