光の3原色プラスワン

世界初 4原色3D液晶ディスプレイを開発
シャープは、業界最高の明るさで、右眼/左眼用のそれぞれの映像が重なって見えるクロストークが極めて少ない、4原色技術を搭載した3D液晶ディスプレイを世界で初めて開発いたしました。
(略)
「4原色技術」は、従来のR(赤)、G(緑)、B(青)の3色に、新たにY(黄)を加えて表示させる多原色技術です。透過率の向上ならびに色再現性範囲(色域)が広がることで、3原色では実現できなかった、明るく色鮮やかで革新的な表示が可能となりました。
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/100412-a.html

3Dはどうでもよく、私の関心は「4原色技術」。印刷の世界は3原色+黒のCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・クロ)4色を基本としつつ、随分前から5色分解なんてのもあったわけで、ディスプレイにもとうとう「原色プラスワン」の製品が出てきたか、という感じです。ただ、一読して腑に落ちなかったのが、「もう1色が紫でなく黄色なの?」という点。細かい理屈は正直よくわかってないのですが、波長でいうと紫はRGBの枠の外にあるという。RとBの混色で表現できるとはいえ、1色加えるならやはり紫を、というのが自然な発想ではないでしょうか。
ちょっとググってみると、紫の純色は混色できない(だから原色にはできないのか?)とかなんとかいう話があったり、一方でかつて橙・緑・紫を3原色にしたこともあったとかなんとか。うーむ、よくわからない。
ていうか、黄色が原色に加わることで透過率が向上するのはわかるのだが、色再現性範囲(色域)が広がるのは何故だ?