仮面ライダーW 第16話「Fの残光/相棒をとりもどせ」

予告では巧みに隠されていましたが、「相棒を取り戻せ」はフィリップのほうが翔太郎を救出する話でした。というわけで新フォーム、ファングジョーカーが大暴れ。マスカレードドーパント、というか戦闘員がゾロゾロ出てきたのも、ハナっから新フォームのデビューに花を添えるためだったのね。ただ、アームズドーパントまでもが前回の暴れっぷりが嘘のように弱体化したのはチトいただけない(コックローチドーパントもこんな感じだったなー)。
予告といえば「燃える「地球の本棚」!?」と煽っておいて、本編ではいきなり「ここは「地球の本棚」? いや違う」はどうかと思うぞ。まぁ、ここでもう一方向の「相棒を取り戻せ」を、フィリップの自我を翔太郎を取り戻す展開を織り込んだこと自体はなかなか巧いと思うけど。次回予告を見る限り、これ以後暴走は抑えられるようで、戦い方に「フィリップの体で戦う」というバリエーションが加わり、各話の構成にも幅が出るのかも。
この回最大のツッコミどころは、偽ライダーの「ゲーム」。ファングが来なかったら、取引相手のフィリップが来る前なのに、大事な人質がひとり死んでたよ!? 人質は亜希子ひとりで十分、ということだとしても、仮にも本物の仮面ライダーの片割れなんだから、サックリ殺す前に聞くべきこととか色々あるんじゃないのか園咲長女? 彼女の関心事はフィリップだけで、仮面ライダーはかなりどうでもいい存在のようで。
霧彦(やっと名前覚えた)はナスカの高速移動に覚醒して奥方にいいとこ見せて男を上げましたが、なのに予告で「さらばN!」って、悪けりゃ死亡フラグ、良くて裏切りフラグですよ。Nがイコールナスカでない可能性もありますが…。
一年間行方不明だったファングがなぜ再び姿を見せたのかは今回は明かされず。園咲長女の台詞や、どこから来たのかビートルフォンと会話をしていたことから察するに、やはり何者かがよこしたようですが…。