後藤寿庵は歴史上の人物

最近の「懐かしのあの漫画家」的なビックリは後藤寿庵。久々に商業誌の表紙にその名を見かけて(というか、載っていそうな雑誌をここ数年チェックしていなかったのだが)、どれどれとめくってみると、普通にイマ風に洗練された絵の、何をてらったところもない、ごくありふれたエロ漫画だった。
いやまぁ1年位前に本人のホームページで、えらくハードな絵柄の少年ホモ漫画(ショタとかやおいとか、そんな生ぬるい表現ができないような作品)を描いてることを知ったときにもそうとうビックリしたのだが、あの後藤寿庵が今さらエロ漫画とは……。ギャグマンガ家って辛いものだな……。
『刑事たちの挽歌』なんて、今の漫画でわかりやすく例えれば、ボーボボジャガーさんと太臓が束になってかかって、それでも敵わないほどの傑作なのだが(今から読む人間なんていないと思って吠える吠える)。