合体マシンカウンタックと仲間たち

先日、コメント欄に……。

あと、ランボルギーニといえば、昔、カウンタックアオシマの合体プラモになってましたよね。あれもカウンタックのあのデザインあってこその企画とゆ〜か、さすがのアオシマでもフェラーリを合体プラモにはしなかったわけで、なんだかんだでランボルギーニって昔っからアニメっぽかった気がします。

http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20151011#c
というコメントをいただいたわけですが。

あったんですねぇフェラーリ(F1風味ですが)。「さすがのアオシマでも」というより「さすがはアオシマ」、伊達に「アウトサイダー・アート」だの、「異常な想像力」だのと煽られ…もとい、謳われるわけではありません(p36-37)。

アウトサイダー・プラモデル・アート 青島文化教材社の異常な想像力

アウトサイダー・プラモデル・アート 青島文化教材社の異常な想像力

↓こちらは『超絶プラモ道〈2〉アオシマプラモの世界』(p90-91)。

超絶プラモ道〈2〉アオシマプラモの世界

超絶プラモ道〈2〉アオシマプラモの世界

ミニ合体マシンシリーズは6車種。こちらの記述では、1977年3月頃にタイレルフェラーリ、同年9月頃にカウンタックと(マセラティ)ブーメランが発売、翌77年3月頃にポルシェ(935-77)ターボとランチアストラトス)ターボという順序になっています。なんとまあ、タイレルフェラーリのほうがカウンタック&ブーメランよりも先なんですねこれが。

合体カウンタックといえば、ミニよりもこちらのイメージのほうが強いかも? の500円×4種の合体マシンは77年8月発売です(前掲書p88)。

『日本プラモデル50年史』付録CD-ROMのデータベースで検索すると……。

カウンタックとブーメランが1977年1月、タイレルフェラーリが5月、大きいカウンタックが7月発売。こちらのリストは発売予定日の場合もあるので要注意ですが、いずれにしてもカウンタックとブーメラン、タイレルフェラーリの4種の製品化は同時進行だったと推察されます。
 
まぁ異常なアウトサイダーアオシマはさておき、アニメ『アローエンブレム グランプリの鷹』に登場したカトリスーパーロマン(玩具はポピー製)もかなり露骨にカウンタックを意識したデザインですし……。
http://noboland.web.fc2.com/katori.htm
スーパーカーブームの終わった1982年に世に出たタカラの「ダイアクロン・カーロボット」(言うまでもなく「トランスフォーマー」のルーツです)にしても、第一弾6種のうちNo.1、No.3の2種がカウンタックで、後に変型パターンが異なるニューカウンタックもラインナップされるという人気車種。キャラクター玩具とカウンタックのデザインは、やはり親和性が高いのかもしれません。