週刊少年チャンピオン#31

「囚人リク」
チョロいよ椿さん!チョロ過ぎるよ!! まぁ5人そろわないと次の展開に進めないし、こういうとこで変に引っ張らないのはいい事か。
 
「777(スリーセブン)」
優希よりも燈のほうが「アンタ誰?」状態。そのくせ人格や記憶はそのままなんだから、優希よりもずっと使える子じゃないか。そこらへんの設定の差が、危なっかしい三人組の話を盛り上げていくカギになるのか。
 
バチバチBURST」
へー、肘打ちは反則じゃないのか。何をどうやったやって大鵠が勝って終わる展開は無かったわけで、こうも悪あがきされるといい加減可哀相になってくる。
ただ、ふつうに相撲を取っても強いはずの大鵠が、そのうえ鉄板仕込んだ張り手を繰り出してきたり肘で打ってきたりなのに、鯉太郎は何の対策もなくただ気力だけで耐え続けたというのはちょっとどうかと思う。策を弄さない姿を描くことで決着の爽快感を増そうという演出の意図はわかるが、これじゃプロレスだよ。
絵のほうは相変わらず神懸かり的に巧いです。下手投げを真上から見下ろす見開きとかもう尋常でない。左ページはほぼ足の裏だけ(笑)。
 
侵略!イカ娘
清美は天使だからしょうがないよね。実は鬱積していた暗い感情が爆発し、第二の人格ダーク清美が出現する! なんて展開もアリかもしれないけど、オチ要員は栄子がいれば十分だよね。
 
毎度!浦安鉄筋家族
鈴ちゃんはキャラクター本人よりもヒラコー先生が萌え狂っていたことが印象的。2月16日付で「浦安鉄筋家族の新刊買ったら、近年稀に見る超ド級の極大スーパーエクセレントなギガかわいいメガネっ子が新キャラで出てて、失神するかと思った」……改めて読み返しても劇症もとい激賞だな。
 
「真・餓狼伝
「コレ まだバトル終わんねんだけど」と吏毘堂にも言われた(わけではない)けれど、さすがにこれでもう決着でしょう。前回の時点で既に「親父さんの教えとともに泣き顔を思い出したことで文吉にためらいが生じた」というほのめかしはあったわけで、そのネタでまた丸々1話引っ張るあたりにかったるさを感じてしまう。
それと、目玉をえぐろうが死ぬわけでなし、お互い殺しあう勢いで戦ってきたのに何でためらうの? という気も……。脳まで突き通す目潰しでもないよねあれ。
「エグれず!? エグらず!? 複雑な想いを胸に 文吉、ついに堕つ――!!」
 
バイオハザード マルハワデザイア」
「コレ まだバトル終わんねんだけど」と吏毘堂にも言われた(わけではない)けれど、さすがにこれでもう決着でしょう。話の起伏の無さはこっちのほうが酷いよね。「息つく暇も無いピンチの連続!」といえば聞こえはいいけど、メリハリのメリが無い状態だからかえって平板に感じる。今回で言えば、ヘリが離陸したところで「やれやれ、これでなんとか安心だ」…などという弛緩が1コマも無いうちにビンディが襲ってくるから、メラの死に全くドラマが感じられない。