休載無し、ゲスト６本。
「ＮＥＷ ＧＡＭＥ！」
表紙＆巻頭カラー、そして２本立て。このところの２本立て攻勢は誌面づくりというよりも、アニメ化に向けて少しでも早く単行本３巻を出すための戦略なんでしょうな。
- 作者: 得能正太郎
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2016/01/27
- メディア: コミック
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二本目は引き続き、ひふみリーダーと青葉、ゆんの話。ゆんはねねのレギュラー化によって「仕事に対して熱心でないキャラ」という立ち位置が奪われがちだったから、こういう形で改めてフィーチャーされるのは巧い。そしてひふみのレイヤー設定もここでこう使うか、という感じ。
「キルミーベイベー」
ハシラのアオリ文句でもツッコミ入ってるけどあの状況で腕輪ネコババする導入はいくらやすなでも無理がある（苦笑）。
「おちこぼれフルーツタルト」
ん？ 結局手紙の主はどうした？ 「あの子のお気に入りのボロムスター」って全然覚えてないなあ…。アイドル活動のクラスでの受け入れられ方、というエピソード自体は良し。
「まちカドまぞく」
11月号でエーテル体の設定が初めて出てきたときに私は…。
そして、ふたりの掛け合いの合間にサラッと明かされるヘビーな設定。桃の血の繋がってない姉も気になるが、問題はむしろ「魔法少女は光の一族と契約した時点で、ほぼ肉体を再構築して、高密度のエーテル体みたいな存在になる」という件。これってつまり「桃は生身の肉体ではない」ってことでは……。まぁ、姉の件と違ってこちらはシャミ子が理解できてないから、たぶん掘り下げないと思うけど。
http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20150928
なんて書いてましたが、掘り下げられちゃいました…。桃自身は話したがらないことをシャミ子と読者に知らせるというのも、ミカンの物語上の役目なのだろう。「魔力を使い過ぎると消滅する」というシリアスな側面と、「変身の時くるっと回ったりウインクしたり」というコメディの側面、両方でその役目を果たしていて面白い。桃の姉の件もいずれこうして明かされるのだろうか？ それと、魔力を使い過ぎると消滅するのはミカンも同じなわけで、それをサラッと曲がりなりにも魔族であるシャミ子に話すあたり、腹が座っているというか肝が太いというかだな。……単にシャミ子を軽く見ているだけともとれるが。
「ＧＡ 芸術科アートデザインクラス」
センターカラー最終回。２年生への進級と新１年生（だよね？）の登場を新たな始まりとして綺麗に幕を下ろした。こうしてみるとやっぱりキサラギが主人公だなぁ…。それが不満というわけではないが、先生ｓよりもキサラギ以外のレギュラー４人について最終回らしい描写が欲しかった。「ＧＡ画集」には歴代「きららキャラット」の表紙画が収録されるのだろうが、できれば小さくてもいいので表紙としてデザインされた状態（誌名その他が入った状態）も載せて欲しい。
「すわっぷ←→すわっぷ」
私は百合物に抵抗はないけど別に好きでもないので、このマンガがどうして百合好きな人に受けているのか正直よく解からなかったのね。だって主人公たち「便利だから」でキスしているのであって、恋愛感情抜きのドライな関係じゃないですか。
それが今回、横恋慕キャラの追加によって２人の関係が問い直される（考え直すべき）展開になって、ああ、百合好き諸氏はこういうのを予見していたんだなあとちょっと感心した。
「ひだまりスケッチ」
この作品にはもはや珍しくない「センターカラー減ページ！」。カラー２ページモノクロ２ページって、これまででも最少というか、これ以下となると休載だな。いや、カラー１ページ（裏は広告）モノクロ１ページ、なんてのも無いとは言えないのが恐ろしい。まさかの夏目の再登場だけど、文字どおり「出てきただけで終わった」。
「リトル・リトル・アリス」
意に反して変身→広告塔に利用→大儲けで成金ビル建造 という展開を冒頭４ページだけでやってのける超速展開がこの種のマンガには珍しく新鮮。それにしても変態と狂人ばっかりだな！ つーかもう、誰が誰にとって敵なんだか味方なんだかカオス状態で凄いことになっているが、それで読みづらいわけでないのが巧い。
「カスタムメイド！」
黒髪ロング×眼鏡×巨乳で16歳（自称）のメイドさんが18禁同人作家とか設定盛り過ぎなのでもっと色々描写して欲しい（コラ）。
ユウ様のお父様、これまでわずかながら言及されていたけど、ここまで前面に出てきたのは初めてかな？（ってクリスマスプレゼントに木彫りの熊よこしてきただけだけど）。
「ばーどすとらいく！」
クロ＝ゥが全く出てこないのは久しぶり？ クリスマスライブか何か仕事があったんだろうか。
そして久々に出てきた侵略話。「着々と進行中」…なのか？ 掲載位置的に２巻完結も意識しなきゃならないけど、どうまとめるんだろう。
「ゆーま！」
予定外っぽい連続掲載ゲスト。前回の「何故か学校にＵＭＡがいる」というシュールさが無くなって、割と普通に新しい部活動のためにバタバタする女の子たちの話になっていた。これはこれで面白いけど普通だ。
