『妖怪ハンター』のリュウグウノツカイの謎

リュウグウノツカイの話題で思い出したのが『妖怪ハンター』の一編、みんな大好きあんとく様でおなじみの「海竜祭の夜」。あれにもたしか、リュウグウノツカイが出てきたよな…と開いてみたら、ちょっと違った。

地元の漁師が「リュウグウノツカイじゃねえかな」と自信なさげに言うと、後ろで見ていた稗田先生「リボンウオの一種だ」。どっち!? いったいこの魚は何なんだ?

 

リュウグウノツカイでは伝承めいた名前だから、稗田先生の口から普通な感じの名前を言わせた、という演出だと推測できるのですが、ざっとググると「リボンウオ」のほうこそ正体が分からない。リボンイワシならいるのですが……。

 

同じところに引っ掛かった人がいらして、「一部の昔の図鑑にはそのような記述があるよう」「リュウグウノツカイはリボンウオとも言ったんですね」という話になるから、マァそうなんだろうな~ではあります。それにしてもリボンウオという名は一般的ではなく、対して「1956年の論文でもリュウグウノツカイって呼ばれていた」という。

まったく本題とは関係のないところに引っ掛かり、しかも探ってみた人がいるんだ……という事実がまた興味深い展開となりました。