等々力

昨日、仕事でちょっと等々力へ行ってきた。

等々力駅のホーム上屋は木造で地味にレトロムード。


島式の地上ホーム、簡素な駅舎に構内踏切。こんなありふれた物にも今ではレトロムードを感じてしまう。

仕事が午前中だけで終わってしまったのでちょっと散策。これは道端の名も知らない祠。簡素なつくりながらまだ新しい。しかし覗いてみると、ご神体あるいはそれに相当するお札が無い。一体なにがあったのか(ダブルミーニング)。


玉川神社、西参道の鳥居は石造でなく鉄筋コンクリート製。一部風化して鉄筋が露出していたり、小石混じりだったりと少々質が悪い。当て推量だが戦前のキナ臭い時代に建てられたものか。

玉川神社境内には「石獅子」があった。季節柄、七五三のお祝いにきた家族の姿が見られたが、そんな人たちに「獅子は深い谷から這い上がってきた子だけを育てる」なんて伝承を知らせるのか…。


等々力まで来たのだから、と等々力渓谷にまで足を延ばす。三連休の初日だからか、親子連れの姿が目立った。

「不動の滝」の傍らの壁面からは水がにじみ出ていた。

その湧水、どういう光の加減なのか苔の緑色を映してか、水滴の一つひとつがエメラルドに輝いていた(写真にはうまく撮れなかったが)。

そして等々力不動尊にまでたどり着く。