とさでん交通#1/四国旅行#12

9月の四国旅行についてのエントリはこちらからどうぞ。
http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20150922#p1
 

「コーチ!」ときたら「岡」か「タカヤ」か。そんなこととは無関係に、大歩危から再び特急に乗って高知へ行った。

JRの高知駅は現代的な高架駅。その前にはゆったりとした敷地の広場が設けられ、そして……。

クラシカルなスタイルの路面電車が発着していた。

撮影位置を変えて。これはとさでんの電車だ。色々と経緯があって、今では土佐電気鉄道ではなくとさでん交通が正式名称である。
まずは乗車せず、車両を撮影しながら徒歩で真っ直ぐ南へ向かう。

Z形パンタグラフも古風な、土佐電鉄標準塗色の車両。この200形201号は1950年生まれ、御歳65歳だ。


600形。他の形式含め、ほとんどがこうした全面広告車両となっている。

一見して「さび止めだけ塗って、広告主が現れるのを待っているのかな」と思ったこの車両、車内に掲示されている解説を読むと、元は名古屋鉄道の車両で「名鉄時代のスカーレット一色塗りの車体で走り続けています」とのこと(590形592号)。塗り直す余裕が無いのか退色したまま、スカーレットの鮮やかなイメージとは程遠い姿となってしまったのだった。

「桟橋車庫前」電停の近くには、当然ながら車庫がある。石畳は確か開業当時のままのはず。とさでんは外国電車を多数所有しているが、外から見える範囲には停まっていなかった。

そして南北の路線(桟橋線)の終点、桟橋通五丁目にたどり着く。だてに桟橋とは名乗らない、堤防のすぐ傍らに設けられた停留所だ。

反対側から見るとこの通り…ってわかりづらいか。

こんな感じ。船と路面電車をワンフレームに収めることができる(といっても屋根だけだが)。

この桟橋通五丁目からは電車に乗って高知駅前に戻る。

乗っている間も撮影。運行本数が多く、車両も多彩だから飽きない。

そして、はりまや橋の交差点! 路面電車の前を路面電車が横切るのは、日本では今やここだけである(愛媛にはある意味これ以上に凄いのがあるが)。

そしてまた正面からも標準塗色の車両がやってくる。