当該コツ(何故か変換できない)

テーブルに人の頭蓋骨=大阪・箕面市の公園
時事通信 2月20日(金)9時7分配信
 
 19日午後11時半ごろ、大阪府箕面市の「明治の森箕面国定公園」を訪れていた専門学校生が、「テーブルの上で頭蓋骨を発見した」と近くの交番に届け出た。人骨とみられ、大阪府警箕面署は身元確認を進めるとともに、周辺を捜索している。

 同署によると、骨は休憩用のテーブルの上にあった。性別不明で、大きさから子どもではないとみられる。下あごの部分がなく、目立った外傷はなかった。同署は人が置いた可能性もあるとみて調べている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150220-00000032-jij-soci 

既に骨だけなのに「目立った外傷はなかった」って、言いたいことはわかるがシュールだな。
……というネタを書こうとして、MS-IMEでは「とうがいこつ」が「頭蓋骨」に変換できないことを知る。
ちょろっとググると言及しているサイトがあった。

日本語どうでしょう?第183回 「頭蓋骨」を何と読むか?
2013年10月28日
 
 皆さんは「頭蓋骨」を何て読んでいるだろうか。大方は、何を言っているんだ、「ズガイコツ」に決まっているではないか、とおっしゃるに違いない。
 だが、お近くに国語辞典があったらぜひ引いてみていただきたい。実は、すべての国語辞典が「ズガイコツ」を本項目にしているわけではないのである。「頭」を「トウ」と読んで、「トウガイコツ」を本項目として解説しているものも少なくないのである。
(略)
新聞はどうかというと、たとえば共同通信の『記者ハンドブック』では「ズガイコツ」としながらも、「トウガイコツ」も認めている。
 知人の医師の話では、解剖用語としては「トウガイコツ」であるらしい。
(略)
 
http://japanknowledge.com/articles/blognihongo/entry.html?entryid=183

てな感じで、トウガイコツは劣勢ながらも間違った読み方ではないらしい。

ただ、上のリンク先にはさらに「トウガイコツ派は「頭痛」を「トウツウ」と言っている」とか書かれているが、トウツウでは疼痛と区別がつかないよねぇ。医療の現場では、言葉としての正しさや統一性よりも「取り違えないこと」を優先すべきだろうに、それでいいのかと思ってしまう。