京浜東北線の車内にて

車内モニターの「大人の60秒講座」を見ていたら、ウミガメはリクガメと違って頭や手足を甲羅の中に引っ込めることができない、とかいう話だった。リクガメだって手は引っ込められないだろ。

リクナビ2015の車内広告を見て、地獄のミサワが糞つまらないのにネタにはしやすいのは……というかネタにしやすいのに作品自体は糞つまらないのは、気取った台詞や振る舞いを切り出す場違い感しかないからだと(今更ながら)気付いた。

本来は就職情報サイトの広告といったら元ネタの側に位置するものだから、それがミサワを起用するというのは一周回って元の位置に戻ってしまったわけで、違和感が無く、広告として見る者に訴る力が無く、笑いのネタとしての力も無い。

また、当然ながら元々の元ネタ(気取った台詞や振る舞い)のほうがネタとしての力が強いから、「うたプリ」スタンプとの比較のように、後から出てきた気取った振る舞いがミサワに似ている(似せている?)場合、ミサワはその力を失うのだった。