最近も以前も見てないTV番組

なんだかんだでトータルなTV視聴時間はけっこう長いのだが、地上波の番組というとアニメ・特撮とニュースのみ(ケーブル含めてもそこにヒストリー、ディスカバリーナショジオ放送大学が加わるだけか。野球は興味はあるが深夜アニメ録画失敗の恨みがあるので見ない)。「見てみれば面白いんだろうけど」という保留も無しに、それ以外は全くどうでもよくなっている。

なので困るのが「ビッグダディ」だ。どうせ何か大家族バラエティの類だろうとググる気さえ起きないのだが、どうしてかこの単語、Yahooニュースにしばしば登場する。

芸能人のなにがしならまだしも、「ビッグダディ」とは「人物」でなく(仮にそれがある特定の個人を指すものであっても)「題材」に過ぎない。知らなくてもわかる。見出しでは常に「ビッグダディ」であり個人名ではなく、その人物は前にも後にも「ビッグダディ」以外の何者でもないのだから、それは「題材」という。

にも関わらず、元のテレビ番組の場外にはみ出した「ビッグダディ」だのその元妻?の何やかやに市井の人々は大きな関心を抱いているらしいのだ。元のテレビ番組と無関係なプライベートであれば、それはもう「題材」ですらない。どっかのおっさんとおばはんである。原理的にはなんら関心を引く要素はなかろうに。

私には、番組も人物も、見るまでもなくつまらないと容易く断じることができる。ただ一方、さほどにつまらないものを面白がれる市井の人々の凡なる才能を羨ましく思う。