最近見たTV番組

非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛」
ようやくというべきか、今回は第二期で初めて面白かった。元々続編が作れるような終わり方でなかったうえに、ツー将軍関連の新設定の説明にも手間取って立ち上がりがもたついて、そのうえ「戦隊シリーズ以外は実名では取り上げない」という縛りを設けているのにどうしてか戦隊以外のネタを出したがるから、ネタが空回りしている感じだったんだよな。残り4話(5話?)でちゃんと盛り上がるんだろか。
 
聖闘士星矢Ω
サブタイトルでてっきり一輝兄さん登場回かと思わせといてそんなことはなかった瞬再登場回。アニマックスで放映中の旧「聖闘士星矢」でネビュラストームをお披露目したばかりなので、クロストーンを奪っていい気になってる敵に違和感を覚えた。いやまぁ、聖衣無しで放つ技が最大最強! って設定のほうがもちろんおかしいんだけど。新生アンドロメダ聖衣はカッチョ悪いし、生身のままでよかったんじゃないか。
次週、先代ライオネットの蛮、そして先々代ウルフの那智が登場。これで旧作ブロンズで登場していないのは一輝だけになったか。
 
「獣電戦隊キョウリュウジャー
怒りをエネルギーにする動力を解析して研究したほうがいいんじゃないか?
 
ドキドキ!プリキュア
ジーナもジョー岡田も展開が強引過ぎ。正直「作品の底が割れた」感すらある。

ジーナが実はキングジコチューの娘ではないっぽい、というのは予想の範疇だけど、ああも安直に催眠悪堕ち系の描写をされると「三幹部はどうしてキングジコチューの娘だと信じたんだ?」という疑問が生じるし、そこらへんの設定の未整理・不整合には目をつぶるとしても、いくらなんでもキャラがブレ過ぎだろう。ロイヤルクリスタルを奪うために強制的に悪を植え付けられているのであれば初めからそれでいいはずで、ここまで描いてきた「善悪の区別がつかない天然系自己中」というキャラは何なんだと言わざるを得ない。話作りが難しかろうと、ここはやっぱり「友情の芽生えとともに善悪の別がつくようになってしまって、さてそれからどうする?」をちゃんとやらなきゃいかんでしょ。

そしてジョー岡田。「髪形・髪の色・コスチュームがちょっと変わっているだけで正体に気付かない」というのが「スーパーマン」以来の変身ヒーロー(ヒロイン)ものの約束事なので、それをいきなり反古にされると戸惑う……というか、これはもうスタッフは「何を考えてるんだ?」と言われても仕方がないだろう。単に、登場時のやりとりを「あ、あなたは!?」「私ですよ私。見違えましたか?」「ああっソリティアのお兄さん!」とかそんな感じにすれば済む話でしょ。

それはそれとして、ジョナサン・クロンダイクという名前の元ネタって何だろう? 何かしらトランプに関連付けていそうだけど、ちょっと引っかからない。
 
宇宙戦艦ヤマト2199
明日の朝、晴れていたらまず空を見上げてください。そこに輝いているのは太陽ではなくバルンガなのかもしれません。
今回はデスラーとヤマトの知恵比べという趣向で、直接的な艦対艦の戦いではありませんでしたが中々スリリングでした。デスラーと沖田艦長はともに冷静なんですが、片やいやらしいクールさ、こなた太い胆力、という対比になっていてどちらも魅力的な人物に描けていたと思います。
それはそれとしてヒルデ・シュルツがとうとう本人登場。父の戦死で名誉臣民となりましたが、この先果たしてエンディングでセンターを務めるに相応しい重要人物になるのでしょうか。
 
聖闘士星矢
アニマックスでの旧作の放映は1時間枠2話で、十二宮編のラストと北欧編の初回という面白いカップリングになった。十二宮編はアニメオリジナル設定のせいで色々とグチャグチャになってしまったが(師の師だったカミュが決着が付く頃には単に師匠だったり、前教皇に代わった悪の教皇アーレスが実は前教皇と同一人物だったが10年前に教皇はスターヒルで死体になっていたり…)、ハナからオリジナルの北欧編はそうした障害がなくて面白くできています。十二宮編のグチャグチャとか、回想シーンによる引き伸ばしとかもある意味面白いけどね。

本放送当時は、北欧編の後にはポセイドン編が控えていると信じて疑わなかったけど(実際そうなったけど)、ひょっとするとポセイドン編は無いという前提で北欧編を作っていたのかもしれないと思えた。ミーメとソレントで技が被ってるところとか、ポセイドン編より酷いアルデバランの扱いとか。

どうでもいいがこれの後の「Ω」の番宣、いったいいつまで「邪悪なマルスは俺が倒す!」と言い続けるんだろう。