ビーストサーガ

とりあえず2個購入してキャンペーン品の「シーレンス(限定カラーver.)」もゲット。

ビーストサーガ BS04 ビーストファイトコレクション ライオーガ

ビーストサーガ BS04 ビーストファイトコレクション ライオーガ

ビーストサーガ BS08 ビーストファイトコレクション ドルファン

ビーストサーガ BS08 ビーストファイトコレクション ドルファン


ディフォルメされたプロポーションなのにケモノ頭はリアル寄りで、そのアンバランス感が子供にはウケる……かもしれない。シーレンスは元は無塗装ですが、ガンダムマーカーとリアルタッチマーカーでちょっとお化粧。スミ入れ映えするモールドが施されています。

背中の四角棒は直角プリズム状に「/」になっており、上から光が当たると胸のエンブレムが光っているように見えます。

ビーストフォーマーとの比較。リメイクとか言ってしまいましたが結構いろいろと違います。ホワイトレオが素直に「カッコイイ」のに対して、ライオーガは「コワイ」感じ。上段右端は日本でもテスト販売が始まったらしい"BOTSHOT"のオプティマスプライム。ビーストフォーマー的なじゃんけんシステムで対戦可能な玩具です。

掲示板のビーストサーガスレで何故か3mの宇宙人の話題になったので撮った画像。あんまり意味はありません。

さて、ビーストサーガですが、メーカー的にはゲームに重点を起きたい模様。一対一でダイスを振って、出目が大きいほうが勝ち、という単純明快なゲームなんですが、変則ダイスを使用するのがミソ。ダイスはもちろん立方体(正六面体)ですが、数字が1〜6ではなく、しかも各キャラクターごとに違っています。例えば、「バランスタイプ」でボス級のライオーガの6面は「1・5・7・8・9・エンブレム(必勝)」。他方、「インパクトタイプ」のドルファンは「0・0・8・8・8・エンブレム」といった具合。アイデアは結構面白い。

この「バトルロット」という基本のダイス以外に、「マジックロット」という魔法のダイスがあり、キャラごとに振れる回数が決まっています。ライオーガは1回きり、ドルファンは3回と、バトルロットの差をマジックロット使用可能数で埋め合わせる格好です。

ただマァ、それでちゃんとバランス調整ができているのかというと、少々疑問がある。バランスタイプのビッグセロウと、インパクトタイプのドルファンでみてみましょう。

ビーストサーガ BS01 スターター 陸の王国グロリアデッキ

ビーストサーガ BS01 スターター 陸の王国グロリアデッキ

ビッグセロウのバトルロットは合計27、マジックロットは2。
ドルファンはバトルロットは合計24、マジックロットは3。
一見、ビッグセロウが有利に見える。
しかし、
ビッグセロウは「E・2・4・6・7・8」
ドルファンは 「E・0・0・8・8・8」
(Eはエンブレム)
この組み合わせで勝敗をみてみると……。

E00888
E −OOOOO 5勝0敗1分
2 XOOXXX 2勝4敗
4 XOOXXX 2勝4敗
6 XOOXXX 2勝4敗
7 XOOXXX 2勝4敗
8 XOO−−− 2勝1敗3分

なんと、ビッグセロウの15勝17敗4分(勝率4割1分7厘)でドルファンより弱いのです。なのにドルファンのほうがマジックロット回数が多い。あれぇ?

対ライオーガの勝敗も比べてみましょう。
<ビッグセロウvsライオーガ 14勝19敗3分>
 E15789
E −OOOOO 5勝0敗1分
2 XOXXXX 1勝5敗
4 XOXXXX 1勝5敗
6 XOOXXX 2勝4敗
7 XOO−XX 2勝3敗1分
8 XOOO−X 3勝2敗1分

<ドルファンvsライオーガ 14勝18敗4分>
 E15789
E −OOOOO 5勝0敗1分
0 XXXXXX 0勝6敗
0 XXXXXX 0勝6敗
8 XOOO−X 3勝2敗1分
8 XOOO−X 3勝2敗1分
8 XOOO−X 3勝2敗1分

勝率は同じ、だが負ける回数は1回少なく、これもドルファンのほうが有利なのです。他のキャラはわからないけれど、ここらへんもうちょっときちんと対戦バランスの調整を図って欲しいところ。
……いやまぁ、私はこれでゲームをするつもりはないんですけどね。だいたい、誰と対戦しろというのか。