ネット社会の悪平等

ヤマカンと漫画家の件について「どっちもどっち」という人がいて、「アホか」と思う。一方は社会人成り立て、それも漫画家という個人事業者としての第一歩を踏み出したばかりで、まだ右も左もわからないようなヒヨッ子。一方は会社勤めを経て、当たらなかったけど実写映画の監督を務め、大コケしたけど自前の企画のTVシリーズ化にまで成功した監督で、零細ながらひとつの会社を纏め上げる社長でもある。
社会的ステータスが段違いなのに、なんで同列なんだ。新人漫画家と同レベルにまで自分を下げた時点で既にヤマカンの大敗、恥ずべき自爆のボロ負けだろ。
なんかこう、いわゆる「ネット社会」の浸透によって、本来ある社会的ステータスの差に対する意識が薄らいでしまっている気がする。そんな平等はノーサンキューだ。