鋼の錬金術師

♪迷わずにこの愛を 信じ生きてゆく
というわけで今日の「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」は、タッカーとニーナの父娘のお話。
同じ原作をアニメ化した旧シリーズの「合成獣が哭く夜」の回には、いい歳してトラウマ級の戦慄を覚えたんですが(正直、今でも観なおす気になれない)、ネタがばれてるというのを抜きにしても、今回はかなり普通でした。
というのは、「合成獣が哭く夜」の衝撃は本編よりもエンディングにあるんだよね。この回だけわざわざ絵を差し替えている、しかも上に引用した歌詞に被せて、あの絵を! スタッフの底意地の悪さに打ちのめされましたわ。
しかも「うわー、ひでえなあ……」と思っていると、そのうえ「To be continued」(だったかSee you next timeだったか)の一枚絵でダメ押しですよ。「泣き顔よりも笑顔のほうが観る者を沈鬱にさせる」なんてことを、旧シリーズのスタッフは心得ていた。鬼畜どもめ!
比べると、今回の「FULLMETAL ALCHEMIST」は丁寧に作っているけどフツウだったなぁ、と。比べやすいところでいうと、やっぱり「See you next time」の一枚絵で、エドが怒りと悲しみで顔を歪めた場面持ってくるとか、手堅いけど普通のセンスだよね。
ま、普通のほうがいいかもしれないけどね。
あまりに早いリメイクなので、スタッフたちには色々とやりづらいところがあると思いますが、がんばってほしいものです(と紋切り型の応援でお茶を濁す)。