ケーニッヒはドイツ語でモンスターは英語

「何がバリアブルボマーだ。貴様は甚だしい勘違いをしている…」てな感じで、新作マクロス(デジモンみたいな)にはVB-6ケーニッヒモンスターの登場が予定されているそうで…。うう、イヤなんだよなぁこの名前。

商標的に(登録の問題だけでなく、売り場で認知される手段として)「玩具にして売る奴にはとりあえずバルキリーって付けとけ」が前TVシリーズ『マクロス7』の命名法だったわけですが、今回はそれはやらないんでしょうか。公募で決まったいかにも厨臭い独英ちゃんぽんなケーニッヒモンスターに比べたら、むしろモンスターバルキリーのほうが清清しい気がします。

どうでもいいけど、ちゃんぽん仲間の「ケーニッヒウルフ」がはてなのキーワードに登録されていて、しかも「ケーニッヒヴォルフ」「キングウルフ」にまで言及しているのには笑った。

閑話休題、Oの上にテンテン(ウムラウト)が付くせいか、あまり気にしていなかったんですが、ケーニッヒのつづりはkönig ≒ konig。ひょっとして、『スペース1999』のムーンベースアルファの指揮官、毎回毎回「よし、エクソダス計画実行だ」で始まり「エクソダス計画は中止だ、すぐにアルファに戻れ!」で終わる人、ジョン・コーニッグの苗字って、Konigだったんでしょうか?

ざっとググるとコーニッグさんは有名人にも案外いる模様。外国語に暗い私は「KingでなくてKonigで、なのに読み方は英語風?」とか戸惑ってしまいますが、考えてみりゃBlackheadではなくSchwarzkopfで、でもシュヴァルツコプフではなくシュワルツコフの有名人だっているんだし、日本だって数年前まで例えば金日成をきんにっせいと呼びならわしてきたんだし、Konigでコーニッグもそりゃいるわな。

(本文にも追加)だから「ケーニッヒモンスタル」に加えて「コーニッグモンスター」もアリ、だけど「ケーニッヒモンスター」はやっぱり有り得ない。金日成が原則「キムイルソン」で「きんにっせい」もOKとしても「キムにっせい」は無い、といえば伝わるでしょうか。
http://ja.forvo.com/word/monster
ドイツ語だけだと「モンスター」にも聞こえるが、併せて英語での発音を聞けば明らかに違うことがわかる。