「タンクローリーだッ！」
とまぁ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』最終回放映時、「タンクローリー」がトレンド入りするくらいにＯＶＡ版は人々の記憶に深く刻まれているわけですが、そんな感想を追っかけていて気になったのが、「ＯＶＡ」と「アニメ」とを比較しての感想を書いている人の多さ。この場合の「アニメ」が「ＴＶ版」「ＴＶアニメ」を意味しているというのは分かるんですが、それにしても……と思ってしまう。ＯＶＡのＡは何だよ!? とか。
それと、ちょっとだけ内容に関していうと、「ＤＩＯは小物だった」で納得してる人が多くて驚く。いやいや、それじゃあヴァニラアイスやンドゥールが躊躇なく命を捨てるほど心酔した「悪のカリスマ」ってのは誰だったんだよ？ しかも後付け設定で、作品内の時間としてはこれより前にプッチもＤＩＯに魅了されてたことになっていて、贔屓目に見てもキャラぶれまくりでしょ。
ネタとして笑い飛ばしたり、あるいはキャラ立ての段取りとしてダメなのは分かった上で「考証遊び」をしているならわかるけど、したり顔で「まーＤＩＯはこういう奴だからね、小物、小物」と言われると「おいおい」と思ってしまう。
