『怪奇大作戦』第11話、「ジャガーの眼は赤い」の見どころといえばやはり冒頭のおもちゃ屋さん…というか模型店。
ウルトラセブンに扮した犯人からウルトラアイサングラスを受け取って、子供たちが店外に出た直後のカット。画面右下の「乳牛の秘密」も気になるが、それより左下。カプセルベンダー機、いわゆるガチャガチャ(あるいはガチャポン、はたまたガシャポン)が置いてある。
そりゃおもちゃ屋の店先なんだからあるんじゃないの? という人がいそうだが『怪奇大作戦』は1968年の作品。
- 作者: 池田浩明,ワッキー貝山
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2013/04/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あのコスモスの設立は1977年、バンダイが「同種の自動販売機による玩具販売を始めた時期」も1977年だという。
(ウィキペディア「コスモス (玩具メーカー)」)
とはいえその頃まで日本に無かったわけではなく(ってそりゃ当時のTV番組に映っているんだから言うまでもないか)、1965年に輸入されていたとのこと。
(ウィキペディア「カプセルトイ」)
だから1968年時点では最新というか最先端というか、とにかくまだ珍しかったものが映っていた、というわけ。
ガチャガチャといえばやはり怪獣消しゴムで、広く普及する10年近くも前に円谷プロの作品に映っていたことに微妙な因縁を感じてしまいます。それも、ちょうどウルトラセブンがゲスト出演した回に。
ちなみにざっと流した「乳牛の秘密」ですが、これもウルトラシリーズと関わり深いマルサン製のプラモデルだったりします(一瞬しか映らないのでタイアップってことはないはず)。