相次ぐホビー誌休刊

去年の6月3日付(http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20140603)で「内容の評価を抜きにページ数と判型と紙質だけで評価してもコストパフォーマンス劣悪」「付録無しで税別1241円ってこれ毎号買ってる人いるの? よく潰れないよなぁ」と書いた『ハイパーホビー』誌が、あにはからんやその半年後に休刊していた。
http://hyperhobby.jp/?p=307

そこで、これまでの月刊誌「ハイパーホビー」は今月号で一区切りとし、来春から新たな装いで皆様のまえに登場したいと思います。
(略)
リニューアルの情報は、現在のホームページやツイッターをつかって、随時ご報告していくつもりです。

しばらくのお休みとなりますが、「ハイパーホビー」の新たな門出をお待ちください。

そして最近では「電撃ホビーマガジン」誌の休刊が噂されている。
http://otapol.jp/2015/04/post-2732.html

有名ホビー誌も休刊!? 縮小、休刊が相次ぐKADOKAWA雑誌
 
(略)
そんな中、ここ数カ月、早ければ夏を迎える前にさらに一誌、KADOKAWAグループの某ホビー誌が休刊するという話が浮上した。あえて誌名は秘すが、メディアミックスやタイアップ企画も多く、オタクであれば誰でも一度は目にしたことがあるであろう有名雑誌だ。

休刊理由は、部数減少による赤字化。関係者によれば、休刊を知らされたのは数週間前で、すでに休刊予定号より先にあたる号の企画発注や手配を終えた後だったという。

「その雑誌は情報誌といえど、メーカーや版権元とコラボした連載モノやオリジナル商品の企画も多い。なのに事前に現場への相談や連絡もなく、突然上層部から×月号で休刊する、とだけ告げられたそうです。それも継続中の連載や企画の受け口も何ひとつ決まっていないようで、編集者は『メーカーや版権元に、いったいどんな顔をして報告にいけばいいのかわからない』とぼやいていました」(某ホビー誌関係者)

『電ホ』ははっきり言って、大して内容が変わらない『ホビージャパン』というライバル誌があるのにそれと比べて売価が高過ぎ(特別付録としてオリジナルのプラモデルが付いてくる『HJ』誌と、何の付録も無い『電ホ』通常号とがだいたい同じ値段)との難があり、部数減少と聞いても「そらまあそうだろう」としか思えないのだが、さてどうだろう、トータルに見て本当に赤字だったんだろうか?

「メーカーや版権元とコラボした連載モノやオリジナル商品の企画」は、単に「メーカーや版権元」とのお付き合いだけの問題ではなく、そこで収益を生むための仕掛けでもあったはずだ。さらに言えば、電撃レーベルの単行本のみならず、ガンダムエース系のパブリシティの役目も小さくなかったはずで、そこらへんまで見渡しての休刊の判断なのかねえ。

まー、『ハイホ』も『電ホ』も、私にはごくたまに買う程度の雑誌だから割とどうでもよく、『ハイホ』に代わって『テレビランド』復活とか、『電ホ』に代わって『B-CLUB』復活! みたいなことがあったら愉快だねーてな感じでネタとして消費するのであった。