最近観たTV番組

 
SHIROBAKO#17
「え? そこの波乱はそれだけでクリアできちゃうの?」…ってのは作風というか方向性なんだろうな。そういうものと観るべきなんだろう。
でも、それにしてたって前々回からのスケジュールの遅延を棚上げにしているだけでなく(一応触れていたから解消できたわけでないらしい)、今回の新たな課題、PV作成すらなんの起伏もなくクリアできちゃうとは……。極端に言えば「新人2人はまだ仕事に慣れてません」だけで消費されちゃった。「宮森呼んで!」「宮森さんに説明してもらってくれる?」で、そこから何をどうやって無理なスケジュールを通したかは全く描かれないうちに完成しちゃう、という(いやまあ仕事ってドン詰まって無理なようでいても実際やってみると何かできちゃうからある意味リアルなんだけど・笑)。

ただ、それでもちゃんと面白いのが凄いというか、「課題」があって「解決」でドラマを作る作品でないんだよな根本的に。こういう話作りもあるのかとちょっと興味深い。
 
アイドルマスター シンデレラガールズ#5
アバンの「企画検討中です」が本当に企画検討中だった、という。第1話では何となくうまく事が運んでしまったプロデューサーの言葉不足が今度は問題をこじらせる…というキャラのブレの無さと応用が巧い。
そしてみくにゃんくじけるな! ……といいたいところだけど、ここまで裏主人公的に話を引っ張ってきたのがこの回でひと段落で、だんだん影を薄くしそうでちょっと心配。
 
『Gのレコンギスタ#19
宇宙遠近法かあ。懐かしいな「スターシップライブラリィ」。などという年寄りの回顧はさておき宇宙の遠近感を具体的に描写したアニメって、ひょっとして『宇宙戦艦ヤマト』のダミーバルーン以来? その間に何か別の作品があったにせよ、かなり珍しいこだわりでしょう。(私もオリジナルMSの設定に盛り込んでたりする。http://d.hatena.ne.jp/UnKnown/20131111
ただ、それをやるなら宇宙が本格的に舞台となったザンクトボルトあたりでやっておきなよ、という気も……。光るてのひらでの右左とかも含めて。

ただ一方、マニィが星々に手を伸ばして「どの星がルインのいる星なのかわからないんだよ…」というあたりは、いささか情緒的過ぎるものの、月もトワサンガもはるかに越えて〜ええ〜♪ 宇宙に飛び出し遠く金星近傍(?)の宙域まで来たムードをよく伝えてくれました。

さて、舞台を変えての新展開でキャピタル・アーミィトワサンガアメリア正規軍もひとたび舞台から降りて、新勢力ビーナスグロゥブにジット団が登場した割にはスッキリわかりやすい話だった。前回指摘した「トワサンガ正規軍(マッシュナー)がYG111を手に入れようとしている理由」も、ビーナスグロゥブ(ジット団?)の依頼だったということなのでしょう。……毎度のことながら直接の説明はありませんが。

ジット団は大義を掲げるわけでなく、信念・信仰もどうやら無さげで、きっぱり私利私欲で動いているらしい敵役で、これはこれで面白いんだけど正直ちょっと浮いてる感じがする。クレセントシップの艦長たちは警戒するどころでなく、そもそも存在すら知らないと描写されていたことにそれなりの意味があると思いたいところだけど……。
 
『烈車戦隊トッキュウジャー』#46
乗車にはパスが必要という原則をないがしろにせず、それどころか「パスはそもそも何か」でひとつ山場を作るあたりを見ると、ホント小林靖子は巧いなあと舌を巻く。毎年恒例の素顔名乗りは次回最終回かな。予告には映らなかったけどやらないことはないよね?
 
仮面ライダードライブ』#17
大月ウルフはいくつになっても大月ウルフだった。ていうか大月ウルフに求められることを大月ウルフとして演じた、というべきか。明らかに別撮りだったのはちょっと残念だけど、出演しただけでも大したことでしょう。あの調子ならまだまだ現役で役者が務まると思うけどね。